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家族ゲーム 番外編  作者: 祐月
2010 クリスマス話
4/9

Christmas Eve 2

 朝の奈緒の発言以後、デパートの特別室で着せ替え人形になったり、クリスマスプレゼントと称して、服、靴、バッグにアクセサリーなどとにかく大量の買い物をし、それぞれに他の家族へのプレゼントを買い足すなど忙しい一日だった。


 昼間はまだまだ買い物するつもりだった奈緒に、ホームパーティー用の料理を作る時間が無くなると言いくるめ早めに帰宅し、今は奈緒と玲が料理の仕上げをし、希は翼、渉と一緒にパイとクリームとフルーツを重ねたミルフィーユを仕上げ、テーブルに運ぶ。


 すでに着替えをすませた潤と慎はテーブルセッティングをし、一馬と篤史はちょうど着替えて着たところのようだ。


「兄さんが帰って来る前に急いで着替えておいで。」

 一馬に声をかけられて入れ替わるように、それぞれ着替えをすませていない者は自室へと向かう。


 少しして玄関のチャイムが鳴り、悠の帰宅を告げる。

 2階からばたばたと降りて来る足音がして、希が勢いよくドアを開け、包みを手にした悠に飛びつく。

 その後ろにはもちろん豊がいるが、出迎えに来た面々は悠の手にある包みに釘付けで、父親に注意を払う者はいない。

 その扱いに、この家での父親の地位の低さが伺える。



 唯一、自分をおまけとしてだけでなく歓迎してくれるセナの頭を撫でるが、そのセナも悠が靴を脱いで、出迎えの弟妹達を連れ離れて行くと、セナも豊をおいてさっさと行ってしまう。

 情けない顔でお〜いと言いながら子供達の後を追ってリビングに入る。


 そこで自分に一番似ている長男に抱きついている妻をみつけ、慌てて駆け寄ると引きはがす。

「悠はだめだ!

 抱きつくなら私にしなさい!」

「イヤよ。あなたとはケンカ中だもの。」


 子供達は相変わらずの父の反応にしらーっとした目を向けている。


 実はケンカをするたびに、父にヤキモチをやかせるためにわざと父の目の前で血のつながらない長男に奈緒が抱きついているのは父だけが知らない・・・


 ただ、この言い合いが始まると、ケンカは終息に向かっているというサインなので、放っておくことが良いことは全員が心得ている。


 子供達の前で堂々と妻にベタベタくっつく父に呆れつつ、年中こんな妻にべた惚れの父を見ているから、自分も誰かとと思うのかもしれないと父には聞かせられないがそれぞれに胸の内で思っていた。


 結局のところ、悠が包みを一馬に渡し、いつも渉に言うように帰宅したら手洗いを実行して、すっかりパーティーの準備が整ったリビングに戻ると、豊は何とか奈緒の許しを得たようで、手に持っていた包みを持って着替えに行くと言う奈緒の後ろを着いて出て行った。



「「「「「「「「「「「メリークリスマース!」」」」」」」」」」」


 やっと全員が揃い、元気よくアップルサイダーで乾杯をする。

 悠が帰宅時に持っていた包みは、セナ用のクリスマスケーキで、後で皆がケーキを食べる時に一緒に食べるのだと言う。


 それぞれに料理と会話を楽しみ、明日の朝、自分からのプレゼントを開ける家族の笑顔を思い浮かべながらクリスマスイブの夜は更けていく。


夫婦喧嘩は犬も食わない。


作中には出てきませんでしたが、ケンカの原因は子供達の元を訪れる時間でした。

できるだけ妻を独占したい夫がディナー後に子供達の元にプレゼントを届けに行くと言ったのを妻は午後から行ってディナーの準備をしたいと言ってケンカしたんです。。。



筆力が無く、特別なことは何もありませんがクリスマスイブの新堂家でした。


連続更新予定、残るところあと1日です。。。

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