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第7話 シフォンケーキは主食ら コロン視点

よろしくお願い致します。

早朝からの森での討伐が終わり、みんなでカイヤ町の宿屋へ戻ったら。


「ちょっと出掛けてくる」


「俺も。魔道具のことでちょっと……」


 そう言って、フェオとデイカーはどこかへ行ってしまったら。


「僕は約束していた女性とランチに行ってくるよ」


 クードは相変わらず女性に連れられてランチに行くようら。


 コロンはどうしようら?


(そろそろ昼ら〜。デイカーの言ってたカフェに行ってみるら)


 カイヤ町からナイト街に向かう道の途中にあるってデイカーは言ってたら。


 デイカーは今度みんなで行こうって言ってたけど、コロンは待ってられないら。


 コロンは一人でカイヤ町を出て、デイカーの言うカフェへ向かうら。


 コロンはデイカー作の魔道具の靴を履いて、必死に歩いてたけど、どこまでも一本道とその脇の森しか見えないら。


(と…遠いら……。疲れたら)


 全然一軒家があるような気配もないら。


 しかたないら、 辺りを見回し、人がいないのを確認し、魔法を使ったら。


 あっという間に、一軒家が建つ森の開けた場所が目の前に現れたら。


 今までは目についていなかったけど、カイヤ町とナイト街を繋ぐ道の間の辺りに一軒家が建っていたんら。


 丁度その時、家の中から女性が出てきたら。


「もうやっているのら?」


「はい、どうぞ〜。いらっしゃいませ」


 やっているようら。デイカーの言う味噌スープとやらを聞いてみるら。


「とても美味しい味噌スープとやらがあると聞いたら〜」


「はい、ございますよ。どうぞ、まずはこちらにお座りください」


 女性にカウンターに案内されたら。


「いらっしゃいませ」


 声の方を見るともう一人黒髪の女性がいたら。早速味噌スープを頼んでみるら。


「味噌スープをお願いするら〜」


「味噌スープは日替わりランチについてきますので、日替わりランチをご注文ですね。かしこまりました」


 待っている間にメニューを見るら。


 日替わりランチとデザートセットが書いてあったら。


 ちらっと黒髪の女性の方を見ると、作っているら。


 案内の女性が作るかと思っていたけど、違ったら。


「お待たせいたしました」


 そんなことを思いながら、メニューを見ていたら、あっという間に出てきたら。


「おぉ〜これがデイカーの話してた味噌スープら〜」


 すごいら! デイカーの言うように本当に茶色いスープら。


「早速いただくら〜」


「はい、どうぞ」


ズズズ〜


ゴクッ


 コロンは味噌スープを飲んでびっくりら! なんて複雑な良い味をしているら!


「う・ま・い・ら〜!! なんて美味しいのら! デイカーのいう通りだったのら〜!!」


「そうでしょう、そうでしょう!! 私もそう思いますよ!」


 案内の女性も同じことを言ったら。


 これは食べてみたら誰でも美味しいと言うら。


「ありがとうございます。和製ポトフも召し上がってみてください」


「おぉ〜こっちもあったら。いただく、いただくら」


 そうだった、こっちもあったら。


ぱくっ


もぐもぐもぐ


 なんてことら! これは傑作ら!


ドンッ!


 すぐさま食器を置いて、目の前にいた調理の女性に手を伸ばして、思わず手を掴んでしまったら。


「こんなの初めて食べたら!! なんて美味しいんら!このプリっとした食感のエビの味のする丸い物体!! コロン、気に入ったら。 おかわり!」


 コロンはおかわりして、もっと沢山食べたいら!


「ありがとうございます。おかわりもいいんですけど、デザートセットでシフォンケーキと紅茶のセットメニューがあります。いかがですか?」


 ん……? おかわりが欲しかったのに違うものを勧めてきたら?


 シフォンケーキなんて聞いたこともないら。


「シフォンケーキ? なんら?」


「ふわふわでしっとりしたケーキなんです」


 黒髪の女性が説明をしてくれたが、イメージは湧かなかったら。


 でも、美味しそうら。


「……よくわからないけど、そっちにするら」


「ありがとうございます。少々お待ちくださいね」


 少し待っているとシフォンケーキとやらが運ばれてきたら。


「お待たせいたしました。デザートセットになります。どうぞ」


「ありがとら、いただくら」


 フォークで三等分してぶっ刺して口に入れるら。


 ぱくっ


 もぐもぐもぐ


「……」


 こっ……言葉が出ないら……。


「……人は美味しすぎると何も言えなくなるって本当だったんら。これはコロンの主食にするら」


 このふわふわしっとりなら飽きない。毎日、毎食食べれるら。


「主食?」


「そう、主食。これから毎日、毎食食べるら。残っているの、全部持って帰るら」


「ありがとうございます、お持ち帰りですね。ちょっといい入れ物がありませんので、皿に載せて袋に入れてお渡ししますね」


「わかったら。毎日食べるから、皿はまた買いに来た時に持ってくるら」


「はい。ありがとうございます」


 もっと小さく切って食べればよかったら。


 コロンはあっという間に食べ終わってしまったら。紅茶も美味しくいただいたら。


「美味しかったら。会計をお願いするら」


「ありがとうございます。日替わりランチが800トピーで、デザートセットが600トピー、シフォンケーキが二つで800トピーなので、全部で2200トピーになります」


 案内の女性に会計をしてもらい、黒髪の女性からシフォンケーキを受け取ったら。


「はいら〜。ありがとら」


「「ありがとうございました」」


「また明日もくるら〜」


 コロンは店を後にしたら。


 店を出て、カイヤ町に戻るためにまた魔法を使おうと思ったけど、シフォンケーキが気になって、ちょっと味見することにしたら。


 さすがに店の目の前で食べるのは気が引けて、カイヤ町とナイト街を繋ぐ一本道に入ったところで、道の脇の地面に座ってシフォンケーキの袋を開けるら。


「おぉ〜」


 袋を開けると、皿に載ったシフォンケーキが現れたら。


 コロンは我慢できなくて、一つそのまま口に運んだら。


ぱくっ


もぐもぐもぐ


「このふわふわしっとり感、クセになるら〜。美味しいら〜」


 ちょっと味見のつもりが……。


  気づいたら全部食べてたら。


「……コロン? こんなところで何をしているんだ?」


 シフォンケーキに夢中になっていたら、聞き覚えのある声がしたら。


 コロンは声のする方を向いたら。


「おぉ〜デイカー!! 教えてもらったカフェに行ってきたら」


 やっぱりデイカーだったら。


お読みいただきありがとうございました。もし作品を楽しんでいただけましたら、お気に入り登録や評価などいただけると大変励みになります。

是非よろしくお願い致します!!m(_ _)m

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