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ゆるキャン△の時系列表と実写ドラマ版で「カリブー」が無くなった事による弊害

 実写ドラマ版の「エルク」はやっぱりあまりにも無理がある。学校帰りに寄ろうぜって行ける範囲内じゃない。本文で指摘しているんだけど「往復4時間で2000円」、ただでさえ金欠の野クルメンバーに何させてんの?

 何で鳥羽先生を使わなかったのかホントわからない。

 そもそそもの「ゆるキャン」の時間の流れそういえばほぼ把握してなかった。ものすごくみんな仲良いけど、作中ほとんど時間流れてないよな、実は?


 どこかのサイトにあるかもしれんけど、自分で検証。それはそれとして、第3期じゃなくて劇場版なのは、原作のストックが無いのもそうだけど、作品のノリが途中から変わってしまって「アニメでやってもウケない」って判断だよな、多分。アニメのゆるキャンは以前書いたけど、「原作そのまんま+かなり補完」な印象がありつつ、実は「かなり削ってる」部分もある。正直、クソジョジョも見習えと思いうんだけど、まあそれはそれとして、原作のストックがそれほどなくて数話をまとめて1話に落とし込んでるのに、それでも更に削ったり。会話のテンポとかの問題か。


 千明たちがバイトを始める話は原作にはない、その一方で原作にあったクリスマスキャンプでのなでしこのバイトしようかなという会話はばっさりカット。正直「何故だ?」って感じだけど、バイトの話はまた別のとこでという判断だろう。


 廃業の温泉があったり、しっかりと年月設定はされてるっぽい。LINEを普通に使っているのも多分、カイジスピンオフみたいな適当な事はやってない。本編がその辺り守ってるんだからそこは守れよと思うんだけどな。その方が多分面白いし。制約が多くなるから。


 というわけで調べた結果がこれだ。始まりが2014年11月2日。…劇場版てまさかリアルタイムなのか?コロナ禍じゃねぇかよ、じゃあ。ちなみに表の日付は「確定」してるものもあるけど、多分ってのもあちこち混じってる。「?」とかつけようかと思ったけど、別にそこまで厳密にやる必要も無いかと。


 まあ、カレンダー上は2014年~2015年とはいえ、当時無かったサービスとかも普通に描かれてるので現実と比べる必要も無いだろうが。今年のGWは最大16連休とか言ってるんでまあやっぱり2015年なんですけどね。

 4/25日~5/10まで。でもGWとか関係なく2週間ぐらいの長期休暇は当たり前になって欲しいと思うホント。日本人は全然働かないのに「働き過ぎ」なんですよ。全然働かないってのは勤務時間に全然仕事しないって意味。働き過ぎってのは勤務日数多過ぎって意味。全然働かないから勤務日数無駄に多いんだろうけど。まともに働かないヤツにあわせてたらいつまで経っても効率悪いままだよ、この国。


・単行本1巻

2014/11/02:本栖湖:リンソロキャン:各務原家引っ越し当日

2014/11/04:学校:なでしこ野クル入部:本栖湖キャンプから2日後

2014/11/08,09:麓キャンプ場:リンソロキャン→なでしこ追加:本栖湖から1週間後

2014/11/10:学校:千明梱包:麓キャンプ翌日(もうすぐ12月発言アリ)

2014/11/16:本栖湖:リンデイキャンプ:麓キャンプから1週間後(の日曜。土曜はバイト)

2014/11/22,23:高ボッチ:リンソロキャン:本栖湖デイキャンプから1週間後。リンがバイク免許取得したばかり発言


・単行本2巻

2014/11/22,23:イーストウッドキャンプ場:野クル3人:リンの長野ソロキャンと並行

2014/11/24:学校:土産イベント:高ボッチ翌日。11月24日月曜と明記

2014/11/29,30:四尾連湖:焼肉キャンプ:高ボッチの1週間後。あおいが1週間前からバイト開始発言。1週前はイーストウッドにいたのに?

2014/12/02:学校:千明の臭い木皿:期末試験2日前。期末試験て1週間ぶっ通しじゃね?土日またぐパターン?


・単行本3巻

2014/12/10:カリブー:美味しいみのぶまんじゅー:期末試験結果出た後。鳥羽先生今さら着任。焼肉キャンプの2週間後。なでしこが1か月に3回キャンプ発言

2014/12/11,12:伊那:リンソロキャン。なでしこナビ:11日12日と明記。木曜金曜だが期末試験休みとのこと


・単行本4巻

2014/12/15?:学校:野クルに顧問降臨:全く時間的情報無し

2014/12/24,25:クリスマスキャンプ

2014/12/31~1/1:伊豆:リンソロキャン:3代目悉平太郎は何年か前に亡くなった発言。2010年に行方不明になったとネット記事がある。数年前発言と一致

2015/01/01:初日の出


・単行本5巻

2015/01/02,03:浜名湖:おばあちゃんと丸いなでしこ


・単行本6巻

2015/01/06:学校:始業式?:なでしこのバイト代が翌週振り込まれる予定

2015/01/12:カリブー:ランプ購入:…実は初対面からたった1か月で購入

2015/01/17/18:山中湖:3人キャンプ。3人目は帰宅部斎藤。野クル入れよ


・単行本7巻

2015/1/24,25:富士宮:なでしこソロキャン:リンと桜さんが追跡

2015/1/26:富士川薪無料配布:2015年当時の情報が検索しても無し…3月が1か月以上先との発言


・単行本8,9巻

2015/02/28~03/02:伊豆キャンプ:4日がなでしことあおいの誕生日。その3日前がキャンプ2日目。何で3/2まで行動してるのかは不明。また試験休み?でも小学生混ざってるんだが?


・単行本10巻

2015/03/06:学校:アルコールストーブ:髪が伸びました

2015/03/14:斉藤家・庭キャンプ:この辺り日付のヒントが全く無い


・単行本11巻

2015/03/21,22:大井川3人キャンプ:綾乃再登場


・単行本12巻

2015/03/21,22:瑞牆山野クルキャンプ:大井川と並行。20XX年3月21日と明記

2015/03/23:身延薪配布:リベンジ


・単行本13巻

2015/03/31:十谷温泉リンソロキャン

2015/04/01:各務原姉妹花見ドライブ:リン途中参加

2015/04/01:南部井出千明ソロキャンプ:花見ドライブと並行


・単行本14巻

2015/04/02:野クル花見キャンプ:千明ソロキャンプから全員合流

2015/04/08:野クル部員募集ポスター張り

2015/04/10:学校:野クルのミニピザふるまい

2015/04/20:学校:メイ野クル入部:人数上はこれで部に昇格出来る

2015/4/25,26:雁坂:サイクリングキャンプ:メイ初キャンプ。メイとあおいが自転車。千明は先生の車で


・劇場版冒頭

2015?夏:河口湖夏キャンプ:日付ヒント無し。部員全員キャンプっぽいけど(当然ながら)新入部員の姿は無い


・単行本13.5巻

2016/03末~04頭:伊奈ヶ湖春キャンプ:日付のヒントは「春休みがちょっと残ってる」ぐらい


────

カリブーがない実写ドラマ版では「かなり無理」がある展開になっている部分。


 個人宅とか学校は原作再現してるけど、施設は実在のものを使う、その弊害として身延駅近くのアウトドアショップ「カリブー」が無い。帰りに気軽に立ち寄れるショップだったので「またあの子来てる」が成り立った。

 が、第1期にて「カリブー」の代わりに使ったのが甲府にある「エルク」…遠すぎだわ、甲府じゃ。結果として野クルメンバー全員まとめて桜さんが連れていくという謎の展開。

 だというのに「あの子また来てる」を普通にやってしまう。そして店内には桜さんの姿……なでしこ、「買えない」のわかってて頻繁に姉を甲府にまで駆り出していた!が、「姉へのプレゼント」をそこで買う以上は実際に買いに行く時に姉がいると困る。何故か実際に買いにいく時は姉無し。特に「何も買った痕跡」も無いのについてきたあおいと千明。…金が無いからバイトしてるのに甲府までの交通費無駄遣いすんな。せめて、鳥羽先生使うとか他にどうにか出来なかったのかという。


 地元として描かれるのは「身延」なんで忘れそうになるけど、なでしこが住んでるのは「南部」。身延すら実のところ結構遠い。だからこそ自転車で本栖湖まで移動とか変態的と言われるわけだが。

 電車で15分、9km。正直なとこ、自宅から身延までだけでもあまり自転車で往復したい距離ではないな、これ。実際自転車通学じゃなくて電車使ってるしな、さすがのなでしこでも。

 なでしこの場合、自宅~学校までの間に「身延」駅があるので、カリブー身延店には帰りにいつでも寄る事が出来る。つまり金はかからない。千明とあおいは身延駅より前の駅で降りてるみたいなので、彼女達は少しだけ金がかかる。


 一方、ドラマで使われたエルクは甲府駅から更にバスで15分ぐらいの280円。なでしこの自宅最寄駅は内船駅と公式で確定してるんだけど野クルの2人はわからないいので、とりあえず身延駅出発としよう。90分の860円。バスの乗り継ぎも含めて、行くだけで2時間以上1000円以上。往復で4時間2000円突破。キツすぎだろ。キツいからこそ第1期では桜さんに連れていってもらったんだろう。第2期作るかどうかもわからんし、作るとなったらその時考えればいい!ぐらいな感じで。


 その結果が前述の通り「買うわけでもないのにしょちゅう姉を何度も甲府まで運転させる」。本番のその日には何故か多分公共交通機関で「自分達は買う用事も無い」のに往復2000円使ってまで千明とあおいが付き添ってくれたという事になる。学校帰りで往復4時間?4時間!?


 学校からだけじゃなくて、郵便バイトも身延でやってたからバイトの帰りにも普通に寄っていた事が語られてる。が、ドラマ版では出来るわけもなく…バイト終わった後に姉に甲府まで…鬼畜だな、妹。

 ただ、この後の山中湖キャンプは鉄道で普通に「富士山駅」まで行ってる。遠いわ。甲府>大月>富士山というルートだとしっかり台詞がある。ちょっと昔の物語なので実際どんなルートが他に存在していたかは調べるの面倒だけど、片道4時間で2700円?

 バイト代でどうにか出来る金額なんだろうか、この使いっぷり。外食普通にするし、温泉も普通に入るし。リンはもっと凄いけど。


 実写ドラマ版はいい出来なんだけど、実在施設を使う事でやっぱり問題はどうしても出てきてしまう。

 時系列は「2014年、15年当時は無い」ものも描かれているんで、別に厳密にその年だと考える必要もないファンタジー。ただ、「大体そういう時代」であって今から10年ぐらい前の頃の話と考えておくといい。劇場版がリアルタイムで。

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