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幻想世界をスライムと共に  作者: 神ノ狼/真神(シンノロウ/マカミ)
第1章
3/5

俺、誕生

 くっそ久々の投稿です、はい。

 ね、なんもやってなかったです。不甲斐なくてすいません本当に。


 あ、あと3日連続投稿します。

「おぎゃああああ、おぎゃあああ」


 うん、転生ってすごいよね。2度も生命の神秘を体験できるんだから。まぁ1回目のことは何も覚えてないけど。

 そんなことより、ここどこだ。って、さっきもやったな。まぁいいか。

 綺麗な部屋だ。日本とはまた異なった西洋らしいというべきか。部屋の隅から隅まで煌びやか、かと言って派手過ぎないまさに綺麗と表現できる部屋だった。


 にしても、どうしようか。泣いたら誰か来ると思ったんだけど、しばらくしたら誰か来るかな? さすがに育児放棄とかはないだろう。


「失礼します」

「あう?」


 お、早速誰か来た。


「どうされました? ユーテリア様」


 おぉ……。すごく綺麗な人だ。なんというか……ミステリアス? のような感じだ。アニメとかゲームでしか見たことない銀の軽くウェーブのかかった長い髪。もうこれだけで異世界に来たって感じがする。服装と言葉遣いからしてこの家に仕えるメイドだろうか?


 そう、考えていたらいきなり抱き上げられた。Oh...

 これが俗にいうバブ味というやつだろうか。すごい母性を感じる。


「ユーテリア様? ユーテリア様!」


 頼む、俺を呼ばないでくれ! 内心穏やかじゃないんだよ!


「シルヴィア、ユートがどうかした?」

「アリシア様! ユーテリア様が!」


 うわぁ、また綺麗な人来た。様付けだから俺の、というよりこの肉体の母親だろう。目の前にいる母さんこと、アリシアさんはメイドさんとはまた違ったクールな感じがする。氷のような雪のような、白に僅かな青がかかってる、遺伝子に文句をつけるような綺麗な髪。かと言って人に対して冷たいような感じはしない。なんというか、内に暖かさを秘めた人だろうか。第一印象なんだけど。

 

「ユートが? ユート?」


 おっと、さすがに心配させすぎたか。メイドことシルヴィアさんに悪いしそろそろ返事しないと。


「あいあうー」

「よかった。大丈夫」

「良かった……。もし返事しなかったらどうしようかと」

「私とあの人の子供だから。それじゃあ任せたわ」


 思わずシルヴィアさんが涙目になっていた。いや、本当にすいません。今度からちゃんと返事します。

 ……母性を感じなかったらの話だが。



   ◇



「ユーテリア様。どうされたんです?」


 俺を抱き上げたまま、シルヴィアさんが話しかけてくる。改めて見ると本当に綺麗な人だな。まぁ、それは置いといて。


「うー! うー!」


 とにかく全力で外に向かって腕を伸ばしてみる。ちょっと家の中を探検してみたい気持ちとせっかく異世界に来たらしいから外を見たい気持ちがあったから是非とも行きたい。もしかしたら浮遊大陸とかあるかもしれないしな。


「ユーテリア様? もしかしてお外に行きたいんですか?」

「うー! うー!」


 よし、意思は伝わった。あとはそれを行動に移してくれるかどうかだけど……。


「わかりました。一緒に行きましょう」


 よかった。外楽しみだな!


「っと、その前に一度アリシア様に許可もらわないと」



   ◇



 そんなこんなで母さんの部屋まで抱っこされながらやって来た。

 ここまで来るのに廊下を見てたわけだが、この家の内装すごいな。英国式、というか西洋式のようなものを生で見たことなんてなかった。それに、壁にあった灯も、異世界ならではの結晶のようなもので内心すごくドギマギしてる。これから自分の家になるのにこの調子で大丈夫かと自分自身に聞きたくなるほどだ。


「ユートを外に?」

「はい。ユーテリア様が外に興味があるようなので、よければお連れしたいのですが」


 母親の許しが出るかどうかっ! 頼む母さん!


「わかった。私もついていく」

「い、いいのですか!?」

「ん。最近はユートの事任せっきりだったし、私もユートと一緒にいたいから」

「わかりました。ユーテリア様も喜ばれると思いますよ」


 はい、すごく嬉しいです。

 自分の、と言うには少し語弊があるけどそれでも母親に違いはないんだから嬉しいでしょ。別にマザコンであるとかは置いといてだ。


「あい」

「「!?」」


 いや、何驚いてるの。赤ちゃんが返事するのに別におかしいところでも……あるわ。そうだよな、赤ちゃんが意味を理解してる時点でおかしいことに気づくよな。

 ……いやー、天才ってことにしてくれないかなー? 親バカっぷりを発揮してくれないかなー?


「アリシア様、今のは……」

「……たぶん、そう言うことだと思う」


 え、何? 何の話?


「さすがユート、私の産んだ子ね。将来が楽しみ」

「はい。私も誇らしい気持ちです」


 ……ちょっと雲行きが怪しくなって来たなぁ。親バカ通り越して大変なことになりそう。なんか怖くなって来た。


「まぁ、その話は置いといて外に行こう。ユートが待ってる」

「そうですね。早くしないとユーテリア様が泣かれるかもしれませんし」

「大丈夫。ユートは強い子」


 なんかホッとした感あるけど、幸先不安だな……。

 長期投稿してないことなんて多々あるのでそこだけ注意してください


 ご意見ご感想、あと評価等、よければしていってください! 主のやる気とモチベーションに繋がるかもしれません。

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