ねえ!わたしは!
「よーし到着!全員準備にかかるように」
大森林前に到着し身を潜められる岩のかげに陣取り準備を始める。
まずは何匹か獲物をからないといけないな。
「
僕は敵を探して来るから、ミズハは準備をしておいてくれ。魔物に気を付けてな」
はーいと返事が聞こえてきたので僕は策敵を開始する。投擲用に石ころを拾い獲物を探す。
しばらく探してゴブリンを発見する。数は5匹か。
ミズハの準備はもうすんでいるだろうし大丈夫だろう。最悪また《ファイアーストーム》で燃やしつくしてもらえばいい。
思い切ってゴブリン目がけて闘気を乗せた石を投げる。背中に当たって倒れたゴブリンに驚いているまわりのゴブリンにも石を投げつけ。逃げ出す。ちゃんとついてくるか確認しながらみんなの元まで走る。
「ユキ、ミズハ頼む!」
足元に出来た大きな水たまりにを駆け抜けてみんなの元までもどる。
ゴブリンが追ってきたので挑発してやる。ジャバジャバ音を立てて水たまりを歩くゴブリンたちにパラパラと水が降りかかる。ゴブリンたちが警戒して上を見ていたりした所にユキの魔術が放たれた。
「……《ブリザード!!!》」
一瞬にして辺りが吹雪に覆われる。それが去った時にはゴブリン達は凍死していた。
「よし成功だな。剥ぎ取りしてくるから休んでてくれ」
二人にマナヒールをかけて休んでいてもらう。
正直、頭の悪い亜人でよかった。最初がうまくいかないとどうしようもないからね。
「ねえ?私の仕事は?」
カレンが聞いてきたのでこれからこれからと手招きしてゴブリンの所へ向かう。
ナイフで突いてみたがやっぱり芯まで凍っている。僕はニッコリと燃やさないように解凍お願いとカレンに言った。
証明部位と魔石を取り出し持ってきたずた袋にゴブリンの内臓を詰めていると、ほっぺをぷっくりと膨らませて、火加減が面倒なのにとプリプリ怒っていたカレンが顔を真っ青にしていた。
田舎では女の子も平気で魔物の解体をするのだが、やはり彼女たちには無理だろうか?
無理強いはしたくないが冒険者には必須技能なので慣れていってもらいたい。
でもここまではあくまでも準備なので勝負はこれからだ。失敗したらまた別の手を考えなくてはいけない。
彼女たちには警戒しながら待機するよう伝えゴブリンの内臓を詰めたずた袋をもって森に入っていく。
他の魔物に警戒しながらゴブリンの内臓を所々にバラまいていく。
血も点々と続いているので先ほどの場所までおびき出せるだろうか。
あらかた撒き終わったので戻る途中でオークにでくわした。
血の匂いを嗅いでいきり立っているのかやけに興奮している。なんか目が血走ってないか?股間を見て僕は青ざめたユキから借りた制服からユキの香りがして居るんだろう。腰を抜かしそうになったが、慌てて逃げ出した。
闘気を全開にして必死に逃げた。
カレンの背中までたどり着く。こっそり覗くとユキとミズハの連携でオークは氷漬けにされていた。やったね!
マナヒールをかけて解体を始めた。一緒にいたカレンには嫌なものを見せてしまった。
青ざめていたが許してほしい。オークは女の子たちにとって天敵なのだから。
その後何回か繰り返した後は入れ食いだった。
血の匂いを嗅ぎつけたモンスターに水をぶっかけ凍らせて解体する。
ノリノリで敵を凍らせるユキとミズハにマナヒールをかけてカレンと一緒に解体する。
辺り一面に赤く染まった氷血の池ができていた
最初は嫌がっていたカレンも血の匂いに酔ったのか夕方が近づいて周りを焼き払うときには僕と一緒に高笑いしていた。怖いね。




