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おまけ 妹の気持ち
兄さんが冒険者になると言い出して逃げ出した。
あの兄さんの事だしばらくすれば泣いて戻ってくるだろう。
一か月たった。なかなかしぶとい。お金もそろそろ尽きているころだ。
迎えに行くべきだろうか。
二か月たった。何か嫌な予感がする。兄さんがこんなに私と離れていられるはずがない。
そう育ててきたのだから。
戻ってきた兄さんはなぜか女装をしている。なかなか似合っていた。
騒がしい。兄さんの後ろに3人の女がいた。兄さんとの再会を邪魔するな。
きっと私の事を何も話ていないのだろう。兄さんらしい。
敢えて無視してやる。
家までつくと絡んできた。鬱陶しい。
兄さんはこの女たちを気に入っている様だ。頭にきたので挑発してやる。
兄さんは女たちが私の事を誰かに話すのを気にしている様だ。
人間なんて何人来ても返り討ちにしてやれるのにね。
兄さんが気に入っている人間だししばらく生かしてやることにする。
でも兄さんは絶対に渡さないけどね。しばらく遊んであげる。




