眠っていたので!
みんなが駆けつけてきて金髪ツインテ全裸少女を眺めていた俺はカレンに正座させられた。
ユキに助けを求めると哀れんだ目で見つめられていたが助けてはくれなかった。
ミズハもにこにこしていたが重い空気をまとっていた。
可愛い妹も首に手をまわして人間重しとして僕に攻撃してきた。血をなめるなら場所を考えて。今はまずい。
僕が男だと気付いた全裸少女が泣きだし正座のまま方向転換をされる。擦れる痛い。
みんなが彼女をなだめてカレンの制服の予備を着せてやって、ユキのアイスクリームを食べさせると彼女はやっと微笑んでくれた。罪悪感と違うものがむくむくしてくるが妹が膝にのっているため。堪えた
われ関せずで血をペロペロやってる妹をおろし。彼女に頭を下げると笑顔で許してくれた。天使か。
こちらが一通り自己紹介をすると彼女も自分の紹介をしてくれた。
「はじめまして。この屋敷の管理をまかされた人工精霊のヒカリといいます。」
人口精霊である彼女はとある大錬金術師の最後の作品。この水晶庭園の一部であるらしい。
結局使われることもなく最初の主人が現れるまで眠っていたらしい。
使い道もわからぬまま海賊の手に渡り僕の所にやってきた彼女によろしくとつげると。
恥ずかしそうにはにかみながら笑顔でへんじしてくれた。
みんなとも挨拶を終えて部屋わりを決めることにした。
僕と一緒を誇示した妹はカレンに首ねっこをつかまれてどこかに連れていかれた。
角部屋を確保して隣りがユキになると順番に埋まっていった。
部屋は要らないと言っていたヒカリにも家族なのだからとえらばせて屋敷の探索を続けることにした。
お風呂を発見してしまったみんなでは入れる大きなお風呂だが多分入ったら怒らええそうだ。
妹が入ってこないように警戒もしておかないと危ないだろう。カレンに頼むか。
街についたら家具や生活雑貨もそろえないといけないな。
そういえば外は夜のはずなのに昼間なのはどういうことなのだろうとヒカリに尋ねると中の時間経過はヒカリしだいで止めたり進めたりできるそうだ。
すぐ夜にして見せてくれた。魔道具すごずぎだろ。
今日の所はみんな宿に戻って眠った。明日からは宿いらないな。
次の日から僕と妹だけの陸船の旅が続いた。飽きるまでだろうが扱いがひどすぎないだろうか?
ヒカリも早く打ち解けてほしいしリーダーとして頑張ろう。
明日には迷宮都市につくのでいろいろ決めておかないとね。
背中に張り付く妹はやっぱり天使だ




