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もえろもえろ!

今日は海賊退治だ。日付を決めて討伐とか意味がなさそうだが大々的に喧伝して挑発しているのだ。

本拠地が割れていても堂々と活動している奴らなのでこれだけ煽ってやれば襲ってくるだろう。


集まっているのは海の荒くれと冒険者、傭兵などだ女の子は僕たちだけだ。捕まったらあんなことやこんなことされちゃうからね。

大人しく妹を背中に張り付けて待っていた僕たちだが案の定色目を使う馬鹿や因縁をつけてくるチンパンが寄ってきた。

とりあえず片っ端から制裁を加えることにする。作戦中に背中の心配はしたくないからね。


妹が片っ端から魔眼を使っていく。長い船旅で男だけでも寂しくないようにしてあげるのだ。

愛するものと一緒に戦う戦士はつよい!


途中でわからなくなってしまったらしく全員にかけてしまったらしいが平気だろう。一年でとけるしね。

これでみんなにちょっかいを出す害虫を排除できたので出発しよう。


僕のみが危険なことをすっかり忘れていた。この格好だし大丈夫だろう。


船に乗り込むとみんな楽しそうだ。カレンの気分転換になるといいな。


「今日はカレンの火魔術の成長をみせてもらおう」

「腰ぬかしても知らないんだから!」


カレンはとても上機嫌で芝居がかった遊びにも付き合ってくれた。


「……風が気持ちいい」

「にいさん見てくださいアレですアレ」


ユキと妹もはしゃいでいる。


あれミズハはどこいった?船内を探しているとミズハが船乗りに片っ端から《浄化》をかけていた。

普段は見られない厳しい表情なのでよほど酷かったのだろう。めって怒ってて可愛いけどね。


真水をじゃんじゃん作って掃除させている。温存してほしいが無理だろう。到着までにはおわらせてね。


甲板に出るとカレンがお魚に虹色のえさをあげていた。やさしいね。

僕と妹で背中をさすってあげる。ユキは髪を結ってあげたようだお団子もいいね!


そうこうしているうちに目的地についた。案の定待ちかまえられていたが予想以上に数が多いようで船長も焦っていた。


カレンはダウンしているしミズハは掃除中だ


「ユキ頼む」

ユキは頷くと海を凍らせ始める。普通なら無謀だが僕と燃料タンクがたくさんいるのだ。

ユキが海を凍らせ、僕が魔力を回復し妹が魔眼で燃料を整列させる。

10分もしないうちに白い氷原が戦場になった。ミズハが戻ってきたので敵陣に雨を降らせる。


後は一方的だったそれでも敵が多いので最後の仕上げにかかる。

カレンをつれて妹の転移魔法で敵の船に乗り込み片っ端から焼いて回った。

カレンも船酔いを忘れノリノリで火を放っていく。


僕たちの高笑いと誘爆の轟音雪原の上で燃え盛る船を見て敵たちは膝をついた。

僕たちの勝利だった。


氷原が解けきるまで三日位かかると船長に伝えると休憩取ることになった。

オークの在庫が豊富にあるので丸焼きをふるまう


捕虜を見ていると驚くべき再会をした以前テイムした盗賊だ。干し肉を投げると嬉しそうにたべた。

船長に頼んで任務達成のサインとその盗賊を譲り受けることにした。みんなには隠してかうつもりだ。


僕たちは先に転移魔法で帰ることをつげ海の戦士と別れた。いい奴らだったな。

僕たちは海賊のアジトから戦利品を回収しギルドに報告して仕事をおえた。


ちなみに盗賊もカレンに見つかって置いてきてしまった。ひどいね。


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