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おたのしみですね!

「皆さんがあまりにびっくりしていたのでついからかってしまいました。ねえさんとは正真正銘双子の姉妹ですのでご安心ください。」


にぱっと笑顔で挨拶した妹だが顔がニヤついているまだ何か企んでいる証拠だ。

あと僕は兄さんで兄妹だからな。女装が馴染みすぎて不安になってくる。

一応確認しておこう、胸はペッタンでも大丈夫ついてない。ザクロは妹だ。

兄が妹を確認して何が悪いと思ったが4人に囲まれては分が悪いので謝った。


僕が人間で妹がヴァンパイアなのは両親がハーフヴァンパイアだからだ。この村みんなそうなんだけどね。

妹が俗にいう先祖返りで純粋なヴァンパイア。出がらしの僕は完全な人間だ。


みんな納得いっていないような微妙な顔をしている。

イミワカンナイとかムリダナとか言っても実際そうなのだ。しかたないね。


今夜はゆっくりして行ってくださいと食事の準備をしに行く妹に違和感を覚える。あれは狩るもの目だ。


妹が奥に引っ込んだことでみんなが心配そうに質問してくる。村の人間は滅多におきてこないし両親もどこかに出かけている。ハーフバンパイアもほぼ不死なので時間にルーズだ。何も起きないだろう。


妹は真祖に分類されるされるがみんなに合わせてしまったのはまずかっただろうか?

存在がばれたら騎士団が来てしまうほどの大事件なのだ。


僕からしてみれば妹がそんなに危険な存在だとは思えないんだが身内びいきだろうか?

僕の血をなめるだけで真っ赤になっちゃうしね。可愛い妹なのだ。


「みんなは妹の事を危険だと思っているのかな?国に報告されたら僕は妹を逃がさなきゃいけなくなる。」


「ヴァンパイアは危険だと思うけど君の妹だから信じたいと思う」


「……目の届く所に置くべき」


「エスト君を信じます~」


「妹を一人置いてきたのを不満に思っていたから一緒に連れて行ってあげようと思う」

そういうとみんな賛成してくれた。持つべきものはなかまだね


夕食は豪勢だった。僕のだけ見たこともない丸い物体が入っていたがだいたいはおいしかった。

ちょっと不安なのでコッソリアイテムポーチにしまったけどね


やることもないのでみんな眠くなってしまったようだ。久々に一人部屋だしね早く寝よう。

なぜか枕が2個あったが1個でいいので廊下にだしておいた。


しばらく外が騒がしかったが妹はみんなと寝たようだったこの機会に仲良くなってほしい。


夜中なにかがを引き倒したような音がしたが気にしなかった

そういえば一緒に連れていくことを伝えてないことに気が付いたが明日の朝で言えばいいだろう。


翌朝、支度があるから早くいってと怒られたが準備万端だったので付いてくる気だったのだろう。

可愛い奴だ。


みんなは目の下にクマができていた。ゴーストなんて出ないのに怖がりだな。


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