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マグデリアン学園-5 魔法研究部



 お昼休みは食堂へ。

朝はマリアンステラ学園の生徒が朝礼に使ったそこは、教会に似た作りで長いテーブルが三つ並んでいる。

 マグデリアン学園の生徒が座っても、空席が目立つほど広い。でも流石にマリアンステラ学園の生徒までは全員座れないから、時間をずらしたり他の場所で食べる生徒ばかりだ。


「ナディア。彼はミハエルリノ」

「ハーイ、ナディアよ。あなた貴族?」

「ううん、違う」


 ナディアとミハエルリノの紹介は、それで終わってしまった。


「貴族のエリートイケメン見付けてくるわっ!! 生還を祈ってて!」

「うん、頑張って」


 拳を固めて気合いを入れたナディアは、同志もとい友だちと一緒にマリアンステラ学園のエリート生徒を物色しに行ってしまった。


「……ごめんなさい。ナディアは見た通り、パワフルで……」

「別にいいよ」


 並んで座るリノに紹介すると言ったのに、二人きりになってしまった。リノは気にした様子もなく、ただニコリと微笑んだ。


「放課後はよかったら私の部活を見学してみない? 魔法研究部なのだけれど、とてもいい人達だから楽しいと思うの」


 私の部活は楽しいから、ぜひとも見学だけでもしてほしい。

魔法に愛されていると称されるほどの天才なら、少しは興味を持ってくれるかもしれない。

なにより部員は皆いい人達だから、知り合ってほしいと思った。

 猫目を見開いたあと、リノは嬉しそうに頷いてくる。よかった、あとで部長に許可を貰わなくちゃ。


「ねぇ、ジュリア。昨日のドラゴンはなぁに? 召喚? 化身?」

「化身よ。グラ、グラヴィオンって言うの」


 リノがグラヴィオンについて訊いてきたから、私は紹介する。今日は手首に絡み付いて眠っていたのだけれど、珍しく進んで袖から出てきた。

 掌サイズのグラヴィオンは、まるで羽のついた蜥蜴。私の掌の上で、グラヴィオンをじっと見つめる。


「こんにちは。リノだよ。昨日はごめんなさい。怪我はなかった?」


 リノは昨日と違い、グラヴィオンにも笑みを向けて穏やかに話し掛けた。

グラヴィオンは首を縦に振る。


「ごめんね。誰にも邪魔されたくなくって、闇の化身で道塞いでただけなんだけど……怒っちゃうと衝動的になっちゃって。ジュリアが止めてくれてよかった。ボク、誰も傷付けたくないもん」


 両手でリノはグラヴィオンを救うように持ち上げる。


「君ってジュリアに似て、とっても綺麗だね!」


 ブラックゴールドのドラゴンを、リノは無邪気に目を輝かせて見つめた。

 グラヴィオンは大人しくリノの掌にいる。珍しい。普段は私から離れたがらないのに……。昨日は一触即発の雰囲気にもなった相手なのに、グラヴィオンは警戒すらしていなかった。

 グラヴィオンは魔法の生き物。魔法に愛されている天才とは、大袈裟ではないのかもしれない。

 ふと私は白いローブの生徒達に注目されていることに気付く。

 まだ様子見といった感じで、白と黒は別行動している。私とリノが二人でいるのを気にしているわけじゃない。私だけに注目している。


「君の名前は知り渡ってるよ」


 リノはグラヴィオンの頭を指で撫でながら答えてくれた。


「十一年経っても、あの試験で百点満点とった子どもはいない。ジュリアだけなんだよ。ガイウスは学年一の成績だから、ジュリアが目標だってこともほとんどが知ってるんだ」

「へ、へー……そうですの……」


 ゆったりした静かな口調で話してくれるリノに、精一杯の相槌をする。

 エリート名門学園の試験で百点満点をとっただけで、知らない人達に注目されるのは少々嫌な感じ。

妙な期待されるのが嫌で入学試験を落ちたのに、結局こうなってしまった。


「入学するべきだったかしら……」


 ぼそり、と呟く。

いや、通ったらきっと期待に押し潰されていたに違いない。


「ううん。しない方がよかったよ。ジュリアがマリアンステラ学園なんかにいたら……今のジュリアとは違ってたはずだ。今のジュリア、ボク大好き」


 にっこりとリノは笑いかけてきた。

 期待に押し潰されて悪い人間になってしまう、という私の不安を知っているのかとギクリとしてしまう。


「マリアンステラはね、天才収集が趣味の学園なんだ。君を入学させようと勧誘が何度もきたでしょ?」


 天才収集の趣味?


「ええ……お兄様もお父様も断っていましたわ」

「今でも君のことを手に入れようと目論んでるはずだよ。マリアンステラの教師には気を付けてね。天才を取り込んで、我が物にする学園だから……。捕まえたら、どんな手を使ってでも逃がさないんだよ。プレッシャーで縛り付けたり、プレッシャーで押し潰したり……」


 手元に視線を落としたリノの笑みが薄くなる。

 天才に執着する学園に通ってきたリノが、ここまで言うんだ。

 薄々思っていたけれど、もしかしたら……リノの闇は、マリアンステラ学園が原因?

 リノの心の闇より、マリアンステラ学園の方が怖くなってしまった。

リノの怖さはマリアンステラ学園が原因。あのスパイダー先生が原因。

リノの才能を所有したいがために、リノは学園に捕らわれていた。そのせいで黒の魔法が使えるほど心が病んだ。

 リノの言う通り、入学しない方がよかったのだと思う。

 成長のためなら、プレッシャーで縛り付けて、プレッシャーで押し潰す。そんなことも躊躇しないような学園なのかもしれない。

マグデリアン学園を選んで正解。教育方針は絶対に合わない。


「大丈夫……ボクが守ってあげるからね」


 青ざめる私と目を合わせると、リノはにっこりと無邪気に笑いかけてきた。そして私の掌にグラヴィオンをそっと下ろす。

 守りが必要なのはリノのはずなのに、私を気遣う。

助けて、と言えばいいのに。リノは言おうとしない。今朝もスパイダー先生を怖がっているのに、私を守ろうとしてくれた。

 グラヴィオンにも私にも優しいし、性格も穏やかだ。

いくら黒の魔法の使い手でも、犯人だなんて思ってしまった自分が信じられなくなる。

 動機も力も持っているけれど。それでも今日リノと話して、犯人ではないと思い直した。

学園を壊せば……、なんて発言に気を取られ過ぎたことを反省しよう。


「ふぁあっ……。ランチ食べたら……いつもはどうしてるの?」

「いつもはナディア達とお喋りしたり、次の授業の予習かな」

「じゃあ……一人になっちゃうね 」


 ランチを終えると、リノはそんな話を始めた。なにか用事があるのかと私は首を傾げる。


「一緒にいる」


 一度俯いたけれど、リノは私に笑いかけた。


「じゃあ、軽く校内を案内するね」

「うん!」


 リノが強く頷いてくれたので、私も微笑み返す。

 三時間のお昼休みはリノと過ごしてから、授業に出た。

ナディアはイケメン捜しがしたいと、頭を抱えて嘆いたので可笑しくて笑ってしまった。

 放課後、約束通り部活に見学をしてもらうために、リノを見付けてナディアと三人で行く。

「あなた誰だっけ? 貴族?」

「貴族じゃないリノだよ」

「ナディア……さっき紹介したわ」


 イケメン捜しをしたいナディアの腕に、しっかり腕を巻き付けて止める。リノをもう忘れてしまうくらいイケメン捜しに夢中だけど、部活には出なくちゃいけない。

 リノは気にした様子もなく、にこにこと私の空いている左腕に自分の腕を絡ませてきた。

だから三人仲良く腕を組んで廊下を歩いて部室へ歩く。


「魔法研究部は西の階段を一回上がって、東の階段を一回下りて、南の階段を上って真っ直ぐ歩いた先にあるの。手順通りじゃないと行き着けないわ」

「厳重だね」

「少し危険な薬も保管してるから」


 道順通りに進まなくては見えない部屋。ジオお兄様がその魔法をかけて部室を設けた。

 薬を保管している棚にも部外者が持ち出せない魔法がかけられている。でも事故が起きてからでは遅いから、ジオお兄様は厳重にした。

 南の階段を上がっていると、ポニーテールの女子生徒を見付ける。彼女は気付いて振り返ってきた。


「サリー部長、こんにちは」


 腕を組んだまま挨拶をする。

 魔法研究部の部長、八年生のサリー・ブロック先輩。

成績トップの秀才。髪はショッキングピンク。とても小柄で、身長は百五十センチ。気にしているから、可愛いと言うと怒られてしまう。本当に可愛いのだけれど。


「あら、ジュリア、ナディア。……こんにちは……」


 ニコ、と笑顔で挨拶してくれたかと思えば、サリー先輩はリノに注目した。

サリー先輩は踊り場に立っているから、私達を見下ろす。厳密に言うとリノを怪訝そうに見つめている。

リノもキョトンとした顔で、サリー先輩を見上げた。


「あの、部長。突然で申し訳ないのですが、見学の許可をいただけませんか? 友だちのミハエルリノです」

「え、えぇ……まぁいいけど……」


 じと、とサリー先輩はリノと私の腕を怪訝そうに見つめる。


「ジュリアの友だちです。よろしくお願いします」


 リノは穏やかな口調で、サリー先輩に挨拶した。右では何故かナディアがクスクスと笑っている。


「よろしく……。こっちよ」


 サリー先輩は、私達の前を歩いて部室の扉を指を鳴らして開いた。

 大きな扉を潜れば、広い円形の部屋。入り口付近の壁際には薬が保管された棚が四つずつ並んでいる。その隣に扉がある。その隣には壁に沿ってソファーが一つ置かれていて、一人の生徒が横になっていた。真ん中には三メートルほどの丸いテーブルがあり、何種類ものハーブが置かれている。テーブルのそばに椅子がいくつか置かれていて、二つの椅子に男性生徒が座っていた。

 ブーツを履いた大きな足をテーブルに乗せているのは、とても黒に近い深紅の髪をオールバックにした鋭い目付きをしているディタ・ビースト先輩。八年生で副部長。

 その隣で頭の後ろに腕を組んで天井を見上げていたのは、ローズグレーの髪を外に跳ねさせた髪型にしたダノン・マックレーン先輩。七年生。

 二人とも私を見るなり、驚愕した様子で目を見開き、やがて。


「ジュリアが男を連れてきただと!?」

「非常事態発生!?」


 声を上げるものだから、私もリノも震え上がった。ソファーで寝ていた女子生徒まで驚いて飛び上がる。


「許可は得たんだろうな!? ジオ先輩には!」

「秘密じゃないよね!? オレ達だけ知ってたら……殺されるよぉお!!!」


 ディタ先輩は詰め寄り、青ざめたダノン先輩は椅子の上で頭を抱えて踞った。


「あの……友人のミハエルリノです」


 強面な顔立ちのディタ先輩に気圧されながらも、誤解をとく。


「バカ言え!! お前がジオ先輩以外の男と腕を組むわけないだろ!!」

「と、友だちです」

「嘘だ!」


 確かにジオお兄様以外の異性と腕を組んだのはこれが初めて。だけど何故ディタ先輩がそれを把握しているのでしょうか……。


「嘘じゃないです。友だちです」


 リノがキョトンとしたまま、ディタ先輩に告げた。


「あ゛ぁ? 嘘つくなよ、小僧、ゴラ」


 ディタ先輩はリノを睨み下ろす。私と同じくらいの身長であるリノは、凄むディタ先輩に怯えることなく。


「嘘は嫌いです」


 と答える。

嘘は嫌いだから、言わない。

ギロリと睨み下ろすディタ先輩は、右手を上げるとリノの肩に置いた。


「冗談だ。ちょっとびっくりしてな、はは。友だちなら許す」


 一転してにっこりと笑うディタ先輩こそ、普段通りの彼。強面で少し柄の悪い印象を受けるけど、気さくな先輩。


「オレは八年のディタだ」

「ミハエルリノです。リノでいいです」


 自己紹介を済ませると、ディタ先輩は椅子に戻り、まだ椅子の上で頭を抱えたダノン先輩を叩いて自己紹介を急かす。

「ジオ先輩怖いジオ先輩怖い」とダノン先輩は青ざめたまま。

「七年生のダノン先輩」と私は代わりに紹介しておいた。


「ジオって……昨日ジュリアが腕組んでたお兄さんだよね? なんで怯えてるのぉ?」


 私の腕をぎゅっと抱き締めながら、リノは首を傾げる。


「またデートしてたの!?」

「ジュリア。いい加減恋人みたいに街を出歩くのは止めろよ……」

「兄離れしないと、ジオ先輩に恋人できないよ!」


 サリー部長とディタ先輩がデートに食い付いて、呆れて注意してきた。

苦笑してしまう。


「ジオ先輩は……なんというか、魔法研究部に君臨していた独裁者ってところだ」


 ダノン先輩は青ざめて答えた。ジオお兄様を独裁者とは酷い……。


「尊敬すべきジオ先輩をそんな風に言うのは失礼ですよ。ダノン先輩」


 ソファーに座った女子生徒が毛布を畳みながら言ってくれた。


「少し厳しかっただけなの……。私は六年生のラピアース、ラピアって呼んで」


 にっこりと微笑むラピア先輩は、腰まで届くストレートの赤毛の持ち主。病的に白い肌と、深紅の瞳と青い瞳と左右違う色。


「少し厳しかったっだって!? 少し厳しかっただけで、後輩が逃げ出すわけないだろ!! ラピアちゃんより下の学年の生徒が入らなかったのはジオ先輩のスパルタが原因だよ!?」


 ダノン先輩は立ち上がり反論した。

「……しかし」とラピア先輩が目を細めてダノン先輩を見据える。


「ジオ先輩の指導のおかげで、ダノン先輩は学年一位を取れたのでしょう?」

「うっ……そう、だけども……」


 声量を下げてもラピア先輩の声はしっかり届く。ダノン先輩はビクリと震えて身を引く。


「ジオ先輩が卒業したあとから成績は下がっていますよね。スパルタだと言うジオ先輩の指導がなければ成績が下がる一方のダノン先輩が、ジオ先輩を悪く言わないでください」


 空気を凍らせるように、冷たく言い放った。

ダノン先輩は胸を押さえると、部屋の隅にトボトボと歩いていき膝を抱えて踞る。


「ごめんなさい。情けないところを見せてしまって。他の学年の生徒はダノン先輩が今のように大袈裟に言うから入らなかっただけなのよ」


 ダノン先輩にもう一言冷たい一撃言い放つと、ラピア先輩はリノに優しく微笑んだ。

「元々秀才ばかりだからね。私以外は学年一位と二位だもの」とナディアが肩を竦めて椅子に座る。

いい人達ばかりなのに、他の生徒は恐縮して入らなかったのよね……。


「私は低血圧なの。酷いと喋ることもままならないから、不機嫌に見えたら気にしないで。具合が悪いだけだから」

「……今も具合が悪いのですか?」


 ラピア先輩の前に屈んで、リノは顔を覗く。二人は話し方が静かだから、気が合いそう。


「うん、少しだけ。薬飲んでもなかなかよくならなくて……このソファーは私の専用ベッドになってしまってるの。でも今日は見学するならどうぞ、ここに座って」


 気を遣ってラピア先輩がソファーを退こうとしたけれど、リノは首を振ると私の隣に戻ってきた。


「横になっててください。ボクは立ってます」


 また腕をぎゅっと抱き締めるリノ。やっぱり、優しい子。


「見学がいるから、今日はクッキーでも作りましょうか」


 サリー先輩がダノン先輩を立たせようと襟を掴みながら提案した。


「なにする? リノだっけ? 選べよ」


 テーブルに足を置きながら、ディタ先輩が問う。意味がわかっていないリノは首を傾げると私を見た。


「魔法の薬を入れたお菓子作りよ。入部体験期間に毎年やってるの。変身薬のクッキーはどうかな? 動物や妖精の耳や羽が出てくるの、ランダムでね」

「なにそれ、とっても、面白そう! 持って帰ってもいいですか?」


 教えてあげるとリノは食い付いて、サリー先輩に持ち帰る許可を求めた。

「責任持つならいいわ」とサリー先輩は笑って頷く。


「ボクね、弟と妹がいるんだ。魔法が大好きだから気に入ると思う。お土産にあげる」


 にこにこと嬉しそうにリノが微笑むから、私もつられて微笑む。

弟と妹がいる兄だったんだ。意外。とても優しい兄なんだと思うと和んでしまう。


「ちょ、ディタ……相性良さそうなんだけど。ヤバそうじゃない?」

「まぁ……まだ様子を見ようぜ」


 サリー先輩に襟を掴まれて部屋の隅っこから放されたダノン先輩と、ディタ先輩がコソコソと話しているから目を向ける。二人は笑って誤魔化した。


「こんにちはー!」


 そこで扉を開けて入ってきたのは、アレッス。最後の部員だ。

アレッスとリノは目を合わせる。


「ミハエルリノじゃん!」


 パッ、と目を開いてアレッスはリノの名前を笑顔で呼んだ。久しぶり、と言わんばかりの様子。


「……誰?」


 きょとん、とリノは首を傾げる。

途端にアレッスは顔色を変えた。笑みをひきつらせると、目を泳がす。


「二人は知り合い?」

「えっと……その……えっと……」


 私が問うと、アレッスはますます顔色を悪くして口をこもらせた。

 私達は不審に思い、アレッスが口を開くのを待つ。

 私がマリアンステラ学園の入学試験を受けたことは皆知っている。ジオお兄様が自慢したらしい。だからマリアンステラの生徒であるリノと知り合ったことを不思議に思わない。

 でもアレッスがマリアンステラ学園と関わりがあると聞いたことがない。


「?」


 リノは首を傾げながらアレッスに歩み寄りじっと顔を見つめる。アレッスの方が背が高いから、リノは顔を真上に上げた。

アレッスはひきつった笑みで誤魔化そうとする。


「あっ!」


 リノは思い出したのか、声を上げた。

びくぅとアレッスは大きく震え上がる。


「アレッ――ふぐっ」

「うわあああぁああっ!!」


 思い出したみたいなのに、アレッスは絶叫してリノの口を塞いだ。勢い余ってしまったみたいで、リノはアレッスに口を押さえられて棚にぶつかった。

 部員が全員入った時点で、棚にかけられた魔法は一時的に解けてしまっている。

 危険な薬が衝突して割れてしまい、二人の上に落ちようとした。




20140814

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