表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

逆さまのコーヒー



なにもかもが終わればいいのに。なんて願いながら、僕は飲みかけのコーヒーに砂糖を足した。


音楽を耳から外して心地の良い浮遊感の中で溺れていると、僕が僕でいれる気がした。


僕はきっと今笑っているんだろう、夢を見れるから。


『僕はどこまで転がるのだろう』


何処かに置き忘れた感情を自分で見つけて、香りを広げる。


思い出してしまった、君みたいな残像を。


甘みが舌を刺して、僕の中になにかを足していったーー埋めるように。


もう一度掘り起こすとしても、同じものは手に入らない。


数字で曖昧にした感情のメッセージが誰かに語る。


わからないよなにも。


君の全てを認めたくなくて、僕は飲み残したコーヒーの入ったカップを逆さまにした。

僕の嘘は曖昧で、へたくそみたいだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ