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魔眼の名門家の俺は、常時発動するタイプの魔眼のせいで平穏な学園生活を送れません!  作者: はーにゃ
5 執行人の魔術科指南

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89 『執行部隊《エクスキューション・スクワッド》』

教室を後にして、ブリッツシュラークとは別れた。


ようやく今日と言う意味の分からん学園日が終了だわ。

流石に色々と朝から何かと色々とあったからなぁ…。


ああ…休みてえ。


「な~にをまた黄昏ているんですか?『無慈悲な閃光』さ~ん?ああ!な~るほど!あの私を凌辱してたまらないお屋敷で、どう私を苛めるのか妄想をしているんですね!流石は無慈悲~。や~らしい!!ごヴぇ!?」


グラオザーム邸の帰りの馬車内でも…このレグンの馬鹿垂れは!!

こいつ…何で小突かれに突っかかってくるかなぁ!?


「うるせえ!こちとら今朝から殺しをやっちまって疲れてんだよ!?全く…。ま、帰ったらあのゴミ共6家をグラオザーム家:『執行部隊エクスキューション・スクワッド』が粛清に行ってる。

ここの学園にも設置されている、瞬間移動できる『ゲート』…。こいつが七公爵家にもあんだよ。ま、学園のとは違って、各所に設置されて対となっている『ゲート』にしか向かえないケチな物じゃねえ、『戦略級門(インペリウム・ポルタ)』…。俺ら七公爵家が持つ各大陸をを瞬間移動できる、特別製『ゲート』だ。指定したポイントに『ゲート』を強制出現、行き帰りできんだよ。これで『執行部隊エクスキューション・スクワッド』を瞬時に送り込んで殲滅だ。奴らが揃えてる軍隊なんざ、雑魚の群れ。あっという間にケリが付く。これを侯爵以下の貴族は知らねえ。何せ『戦略級門(インペリウム・ポルタ)』は『宝玉等級:ダイアモンド』だからなぁ?」


とは言え、それに親父とお袋が半分ばかし、『執行部隊エクスキューション・スクワッド』を今引き連れているから…少し時間がかかるかもな。

…ま、曲がりなりにも侯爵の家もあったから2日ってところか。


どうであれ、1家ずつ潰している。

先ほどチタニアから連絡があったからな。

称号が『ルビー』の者は、アウロラ含めて粛清に出払っている。

残りの称号『サファイア』の3人が万一に備えての、予備戦力として待機中だ。

グラオザーム邸の護衛もしてもらわねえとならねえし。


「レグルス公爵様…。粛清する当主、その他ご子息はどうなされるのですか?」


…ローズクォーツが聞いてくるか…。

あまり彼女には聞かせたくないがな。


「…グラオザーム邸の別邸、まぁ兵舎だな。そこに『執行部隊エクスキューション・スクワッド』がいるわけだが。兵舎に隣接して、地下に『大演習場』が存在するんだが、通称『影の試練場』だ。

3つの訓練各科目の区画に分かれているんだが…1つ、捕らえた者を『拷問(尋問)区画』がある。捕らえた「裏の者」から情報を引き出すための、防音・防魔が完璧な部屋に引きづり込んで、尋問、場合によっては拷問だな。…公開処刑かもな。」


最上位クラスの教室で、反抗的な4人、どうにもおかしな発言が多かったしな。


「(―っ!!おのれ!公爵だからと図に乗らないでもらいましょう!!―)」


「(―魔術媒介もないのです!こちらからも攻撃させてもらいます!―)」


「(―お覚悟してください!魔術媒介がなければ我らにも!―)」


…特にあのセリフ。


「(―これからは七公爵家も終わりです!私たち侯爵以下の者でも!―)」


はぁ…七公爵家が終わりだぁ?頭がイカれた発言、何かに操られているとしか思えねえ。

俺が魔術媒介を持っていないと言ったら、あれだからな。

何らかの魔術、いや?神秘魔術か?確かあれは意識やら精神を操る魔術もあったよな?


おい、待てよ?何処だっけか?それを得意とする家系あったよなぁ?

ああ?確か【====】だったよ…は?今思い出そうとしたら、霞がかかった?

何だこれ?レグンが被っていた『隠蔽の兜(ケラレ・ガレア)』によく似ている感じ。


まさかとは思うが、『紫苑騎士団』の野郎共、これを全員被ってねえだろうなぁ?


「な~にを悩んでいるんですかね~?ああ!な~るほど!私をどう『執行部隊エクスキューション・スクワッド』さんに辱しめさせるかを考えているんですかね~?流石は『無慈悲な閃光』さんですね~。無慈悲~!!ロリコン~!あっはっはっは!!ごヴぇ!?」


「てめえはちと口を閉じとけ!!」


だから何でレグンのバカは、ちょっと小突かれて満足げな表情してんだ!?


「お二人とも本当に仲がよろしいですねえ。ああ…楽しいですわ。」


…ローズクォーツが笑ってくれるんならまあいいか。











相変わらず多い茂った鬱蒼とした木々に、何かと小言を垂れやがるレグンを小突きながらグラオザーム邸に騒がしく帰ってきた。



「はぁ…ったく、疲れたぜ、今日はよ。帰ったぞ。」


やれやれとしながら、帰ると、チタニアが玄関ホールまで来ていた。


「お帰り。お兄。今日は大変だったみたいだね。…平気?」


はぁ…チタニアに心配されちまうとは、情けない兄貴だな、俺はよ。


「ま、一応な。悪いな、心配と迷惑をかけちまったな。それで、今どこまで潰し終えた?」


正直なところ、ゴミを生む出した家がどうなろうと、その家が雇っている者らがどうなろうと知った事ではない。

だが、ゴミを生み、投げつけてきた、残りの奴らにはそれ相応の報いは受けてもらわなきゃならなねえ。


「キャンディッシュ伯爵家、ズース伯爵家、ミリアルデ侯爵家を潰し終えた。流石に『執行部隊エクスキューション・スクワッド』の人数が少ないから、あともう1日かかるかな。親族は全員捕らえて『拷問(尋問)区画』の牢獄部屋送りにしてる。お兄を苦しめた癖してギャアギャアと騒いでるから、全員の手の指を切り落とした。」


そうか…俺が魔術科で…のんびりと言ったら良いのかは知らねえが、もうそこまで潰してたか。


「済まんな。チタニア…。俺がやらかしちまった事でお前にまで働かせてしまうとはよ。…次期当主としての務めを果たさねえといけねえな。今この場に親父がいねえ以上、捕らえたゴミの尋問をしねえといけねえ。」


はぁ…まだ今日はやる事があるのか…。

ああ…疲れたったってのに…。

しかもこんな話、ローズクォーツは当たり前だが、できれば小生意気だがレグンにも聞かせたい話ではない。


「…お兄は休んで。私と、『執行部隊エクスキューション・スクワッド』の1人でやっとくから。…ローズクォーツさんも、レグンちゃんもお兄と過ごしたそうにしてる。」


「ぅえ?ななな、何を言ってるんですかね~!?ち、チタニアさん!?だ、ダメですよ!?レグルスさんを甘やかしてはいけません!!」


レグン?てめえどうした?その慌てふためき具合は。

ま、昨日こいつに言われた言葉もあったからなぁ…。

本気で言っていたんだとしたら、どうしたもんかねえ?


「んじゃ、少し甘えるとするわ。小腹も減ったしな。」

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