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藍微塵  作者: らこ
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忘れないで残して置きたい記憶だけ

辛い記憶は鮮明に覚えているのに

楽しく笑い合っていた記憶は薄っすらとしか残らない

残したいものは彼のずるく笑った少年のような笑顔

朝起きて一番最初にする事は

彼からのメッセージが来ていないかの確認だった


もうしなくてもいいことなのに

あの日からしばらくたった今でも確認してしまう


話したいとか、メッセージのやり取りをまた再開したいという気持ちは

これっぽっちもない


友達以上で恋人じゃない関係は

もう二度としたくないかな

なんでそんな関係になったのかもよく覚えていないけれど・・・・・・


ただ忘れたくないことはある


一緒にいて楽しかった時

それは今でもこれからもずっと良き思い出

誰かと別れの日が来ても

楽しく過ごした時のことだけは

忘れないでいてほしいと思います



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