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98話

 到着した時にはあたりは真っ暗で、家の明かりが点々と光っているだけだ。さらに田舎と言うわけではなく住宅地にある一軒家を想像してもらうとわかりやすい。家に入ると同時に猫のお出迎えだ。母がアレルギーなため飼うのはやめていたようだ。


 だが、その母がいなくなった途端、ペットとして猫を飼い始めたらしい。その猫の自慢画像を俺に送ってくるのだけはやめて欲しかった。可愛いから別にいいけど。


 可愛い猫といえば何を思い浮かべる?足の短いマンチカンを思い浮かべる人が多いのかもしれない。だが、家で飼っている猫は、アメリカンショートヘアーだ。そのため、おとなしく人懐っこい。さらにデブっている。確か、去年はかると8キロぐらいだったはずだ。


 そんなことは置いておく。ダンジョンの氾濫と言って小規模なもので、出てくるのはオークやゴブリンといったものが大半だ。念のために呼ばれただけで、そのダンジョン自体は少し遠くにあるぐらいだ。地震と同じで氾濫がひどくなった時の保険として呼ばれている。


 その日は車移動での疲れもあって、家に帰った瞬間眠りについた。


 ____________

 予想していた通り、氾濫がひどくなった。それが朝のニュースで報道されている。出てくるモンスターが昨日のままだととよかった。だが、中からはゴブリンとオークのリーダー個体が現れ出している。ここでゴブリンを出すと笑えなくなるので、今回は出すことができないだろう。


 自衛隊がくるみたいなことを言っていたので、問題はないと思う。それは置いておき、ショッピングセンターへ買い物に行くらしいので、それについていく。だが、その途中で渋滞が発生し、前の方の車からは急いで外におり、逃げているのが見える。


「どうする?」


 そう聞かれ、悩んだ結果、一旦外に出ることになった。目の前には、オークが1体車を投げ飛ばし暴れている。目の前と言っても、魔力で強化をして見ているだけなので、400メートルは離れている。避難早いなーと思ってしまう。というか、ダンジョンの近くなんだから、他にも潜っている人はいるだろうに・・・。


 そんなことを考えていると、ガタイの良い逃げる男が1人いる。


「ん?」


 と謎に思ってしまったのだが、少し考えると合点がいく。それはパーティーメンバーが揃っていないと戦えないと言うことだ。命令をするリーダー的な人がいないと戦えないのか・・・。そう考える。


「ちょっと狩ってくるわー。」


 そう言いながら、マジックバッグから、刀を取り出す。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

夏休み残り2日

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