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94話

 浄化の魔法を使う。が、届かない。


「射程短すぎだろ!!」


 距離的におよそ、1メートル。これなら、ヒールで攻撃した方が早い。だが浄化したところは、綺麗になっている。家の掃除とか楽そう・・・。と言っても地面や草といった小さいものや無機物には興味を示さないようだ。人の歩く速度で突っ込んでくるそいつに魔法を当て倒し切る。


 先ほどと同じように、剣がドロップした。攻撃をするまでや装備するまでは攻撃してこないと思っている。そのため、浄化が必ず当たる。


「浄化」


 魔法を発動させた途端、消えた。跡形もなく消えてしまい灰になってしまった。さらにドロップは何もない。うまくいけば、呪いだけ無くなって通常武器になるかなー?と思っていたのだが、ならなかったようだ。現実はそう簡単ではなかった。ゾンビだけなので、攻撃をされる前に殺すことができる。さらに近くに人がいない。そのため、経験値を独占でき、人のモンスターを横取りするといったことも起きない。


 そのため気分よくモンスターを狩ることができている。とその時だった。ここのレア個体のリビングアーマーを見つけた。動く鎧ことリビングアーマーだ。その鎧の中身は何も入っていない。さらに装備次第で、魔法に防御力が高いのか、物理防御が高いのかが決まる。戦い方は近距離なので、余裕で戦うことはできるのだが、追加でゾンビやレイスといったモンスターがやってくるので初心者で戦いたくないランキングトップ10には入っているモンスターだ。


 だが、このモンスターのドロップは美味しく、運が良ければ、鎧一式がそのままドロップする。しかも呪いはほとんどついていないというお得仕様。これはもう倒せとしか言われていないものだ。中には、魔装といった、上位の鎧のモンスターもいるようなので注意が必要だ。


 と、そのリビングアーマーと向かい合う。そいつは、右手に片手剣ともう片方の手に盾を持っている。盾持ちとは初めての戦闘だ。そのためゆっくりと戦いたいところではある。周りが許してくれたらの話だが・・・。


 戦いが始まった。作戦を立てるのがめんどくさいので物量での作戦だ。コマンダーを召喚し、指揮を任せる。俺は魔法部隊に入っているだけだ。ゴブリン相手に切り崩したり、シールドバッシュを仕掛けたりしている。もちろん通常のゴブリンでは避けることができないので、そのまま当たって殺されている。リーダー個体なら一撃は耐えているようだ。


 それだけならよかったのだが、周りのモンスターが鬱陶しい。生命を持っているものが集まっている弊害なのだが、モンスターが多くここ目がけて集まってきている。臭いのことはほっといて、魔法を適当に放ってもらっている。そのため、臭いがやばい。風魔法を使えるものは、空気を逃すのに専念しており、手数が増えたと答えていいのかわからないのだ。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

靴のヒールでの攻撃ってギャグ入れるの忘れてた・・・。

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