92話
光が出てくれたことはまーよかったのかもしれない。次の8階層は、ゾンビだ。そして、問題はその次だ。次の階層のモンスターはインセクト系、虫だ。そのため回れ右をして帰りたいところだ。だが、10階層に行くためには、ここを通り抜けなければならない。
そんなことより先にゾンビだ。もちろんレイスも存在している。この階層からはユニークモンスターが発見されたことがあるらしい。と言っても海外の情報なので、信用性は欠けてしまう。ユニークモンスターはリッチだったようだ。戦い方としては、魔法を使ったり、ゾンビを召喚したりして戦うようだ。たまにナイト系を召喚することもあったらしい。何人もの命を削ってなんとか倒すことを成功したようだ。
正直倒せなくて、放置されている予感がしているのは、俺だけなのかもしれない・・・。ゾンビの弱点は、火と光、聖だ。俗に言う、ヒールダメージというものが実装されている。そのため、回復職の人はこの階層では、勇者だ。さらに光魔法でも同じことを言うことができる。だが問題は火だ。体が燃えさらに転がることがないので、朽ちるまで戦いに来ることになる。
一番の問題はなんと言ったってその匂いだ。臭すぎるらしい。そのため、今回は、火魔法を封印することになりそうだ。コボルトの階層を抜けて、ゾンビの階層につく。そして階段から出た瞬間に襲われた。ゲームみたいに、人間がわかると襲ってくる機能とかあるのかな?
「ライトボール」
を飛ばす。全くレベルを上げていなかったので、そのレベル上げがてら使おう!!と決めていたのだ。さらに近くには、魔術師を召喚している。唱えているのは同じライトボールのはず・・・だが、何を言っているのかがわからない。まーそのことはどうでもいいか。
そのライトボールが当たった敵は、上半身が消えていた。それ以外にも、どさっと倒れることなく、立ったまま朽ち果てていく。
余裕で勝つことができたのだが、問題は、レイスだ。空中に浮いており、さらには、魔法系のダメージしか受けない。そのため、魔力を刀に込めてから切るのではなく、エンチャントをしてから切ることになるそうだ。教会でよく売られている聖水は効果がなかったらしい。
だが、錬金術や薬師での聖水は効果があったようだ。宗教上の問題だ、口を突っ込まないでおこう。そのため、一定の地域では、生産職がこれまた冷遇されているようだ。
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残り夏休みは4日間




