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90話

 ダンジョン到〜着。今日の戦いで余裕で勝つことができれば、次の階層に行くつもりだ。と言っても、次に行くことができるのはいつかまだわかっていない。しかも文化祭がある。それには、幽霊部員も強制参加だと、部長から言われている。


「はー、憂鬱だー。」


 そんなことを言いながら、コボルトを狩る。リーダー個体がなかなか見つからない、通常個体のみだ。しかも一撃で終わる。そのため、ゴブリンのレベル上げの素材となっている。もし進化したならば、そのまま一戦行く予定だ。その時は魔法バフを切り、通常バフのみで戦わせる予定だ。


 今は雑魚狩り兼レベル上げ兼強化慣れをしている感じだ。そういうことにしとこう。とついに5体のコボルトを見つけた。そのため、魔物強化はかかっているので、魔法強化を掛け直す。


 そして、俺は木の上にあがり観察と行こうではないか。とジャンプで木の上へと飛び乗った。指示は出さなければいけないので、目に魔力を込める。そうすることで視力が高くなる。そのため、遠くのものを見やすくなるのだ。


 他にも、耳に込めると聴力強化、鼻だと嗅覚といった感じだ。体になるといつも使っている身体強化だ。と言ってもただ遠くみるだけでも疲れてしまうのが難点だ。魔力を込めすぎるとすぐに痛くなってしまう。そのため、あまり魔力を込めず観察をしている。もう、魔力操作なら意識せずとも流れるようにすることができる。


 今回召喚したゴブリンは、6体だ。ただリーダーはあのゴブリンで、他のゴブリンはというと、通常だ。そのため、シーフが隠れていると、一瞬で負けてしまわないか心配なところだ。目を離したすきに戦いが始まった。短剣を持った通常のコボルトが2体で残りが素手だ。こちら側は、剣を持っているゴブリンが3体で魔法使いが1体そりゃー勝つためにやっているのだから、もちろん有利な勝負にしているよ。


 剣と短剣がぶつかる。バフの効果は偉大だった。レベルの上がっていないゴブリンであれば、コボルトの1つ下ぐらいに弱い。それがなんと戦えている。そのぶつかった剣は最初は拮抗していたのだが、それがコボルトの方に押されている。さらに、武器なしのコボルト相手に戦っているゴブリンだが、魔法使いの援護もある。そのため、怪我をせず有利に戦い相手の方に傷を多く負わせている。


 そして、ついにはその均衡が崩れる。武器なしのコボルトが1体やられた。残り時間的にあと3分といったところか。戦いが始まってから2分経過したところだ。さらに武器なしのコボルト相手に2対1の勝負を持ち越した。ほぼ進化確定のリーダーは、相手のコボルトリーダー相手に難なく戦っているようだ。援護なしにノーダメだ。やはりステータスがものを言うな・・・。


 これはもう勝ち確定だ。そのまま戦いは続き、1体も欠けることなく、コボルトに勝ってしまった。とその後も暇なので、コボルトを狩っている。もちろん職業持ちもだ。そのため、スキルブック幾つかが落ちたぐらいだ。今日は運がいい。そのため気分がいい。ふと思ってしまった。ゴブリンとか召喚したものにスキルブックは使えるのだろうか・・・


 俺はもちろん最初に出てきた魔法防御力上昇のスキルブックを使った。だが、素早さ上昇のスキルブックがまだ残っている。一旦帰って調べるか・・・。記憶しておこーっと。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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