640話
アメリカの隠匿されている実験は完成し、魔石を使った兵器が完成したようだ。それを実践投入し始めた。その結果は圧倒的だ。第1次世界大戦でも猛威を振るったように、新しい兵器は全てのレベルを1つ上昇させる。
対するロシア側の考えは、魔法を使えるやつが参加した。そう思ったのだろう。傭兵として動いていたアフリカの人たちを雇用し戦争の駒として動かしたのだった。このことがきっかけで、ダンジョンに潜っていた人たちも巻き込んだ戦争が始まってしまった。
銃も効かず、人知を超えた動きをしながら兵士に攻撃を仕掛けてくる。魔法を使い、ときには斬撃を飛ばす。もう敵がダンジョンから人を引き抜いたことを理解するには十分すぎるほどだ。ヨーロッパ南部とアメリカもダンジョンから人を引き抜くことを始めた。
まだ、安心できることは勇者が投入されていないことだろう。もし勇者が投入されると戦争が終結に向かっていることがわかる。それほどまでに最終兵器扱いだ。傭兵として雇った人には他人が近づくことができないように監視の目や人の誘導がされている。
簡単に言えば隔離だ。他人と接する機会があれば、引き抜きを警戒する必要がある。傭兵家業の場合、金が多いところに行きやすい。その交渉を行う前に潰したい。その考えからの隔離だろう。レストランに行けば、貸切状態で食べることができホテルも貸切だ。
現地の人と会話をすることができない。そんなデメリットを無視しているようだ。その傭兵は特別視されていることに満足しており監視の目なんて気にしていない。
引き抜きもできないことがわかると、ダンジョンから人材をもらうのに適しているのはどこだ?そうイギリスだ。参戦を呼びかけるがこれは無かったことにされてしまう。その次に声をかけられたのは日本だ。
しかもアメリカから大々的に声をかけられた。反対といった声が大きいようだ。だが、アメリカのイヌッコロの日本だ。媚びへつらい、その鶴の一声に従うしかない。日本でも徴兵令が開始されることになった。今は戦時中の強制的な徴兵ではなく、参加者募集という感じで募集しているようだ。
元から戦争に行ってみたいと言っていたイカれた人や、無料で海外に行くチャンスと命と天秤にかけ、海外をとった愚かものが参加することにしたみたいだ。もちろん、その中には人を殺してみたいと考えるサイコパスもいるだろう。
なぜかすぐに50人ほど集まり、第1便は放たれてしまった。まあ、烏合の衆だ。足を引っ張るのは確定だな。だが、兵士(仮)を送ってしまったがためにロシアに目をつけられたのもまた事実だ。ロシアの中国にいるオークに侵攻するのもだいぶ進んでいるようだ。
オーク帝国にはオークキングも出現しており、ロシアはそっちの対処に追われている。もし、そのオークを倒すことができれば、広大な中国の領土を手に入れることができるのだから躍起になるのもわかる。
ここからどう戦況が動くのかだな・・・。アメリカ側が有利だったのだが、ロシアの方が有利に傾いてしまった。
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