25話
その指輪の鑑定だ。指輪や武器といったダンジョンで落ちたものは自分で鑑定できるようだ。さらに奪われた時に対するペナルティーがある。だが、モンスターは別だ。奪われたとしてもペナルティーが発生しない。
さらに事件が存在している。指輪のアイテムを手に入れた冒険者がいた。だが、それには宝飾がしっかりとされていて高価になった。それに目をくらんだものがいた。それが受付だ。その指輪をつけてみようとしてしまった。それが間違いだったのだ。つけた瞬間指が弾け飛んだ。
それはペナルティーの効果だ。自分以外のつけたものの指を爆発させるというものだ。売るということを決めると爆破はしないようだ。その人は首になったようだが、奪われる危険性がある。そのため、設定した。特にペナルティーとしては指輪に入れることができないようにした。
値段としては、25万円ほどだ。収入だが、もっと儲けが欲しいところだ。もうすぐ行くとオークが出てくる。そいつを倒すことで豚肉が落ちる。その豚肉が高い。そいつが目標だ。その前に短剣を新調しなければならない。
「今までありがとな」
そういい鞘の上から刃を撫でる。あのコボルトと戦ったことで刃がかけてしまった。またあの店で探すことをしなければならない。ずっと使っていきたいほど使い勝手や相性が良かった。買いに行くとすれば明日かな。
家にうとうとしながら帰る。家に帰りベッドに倒れ込む。バッグの中に指輪や、その効果を書かれた紙が入っているのだが、見る気が起きない。そのままシャワーを浴びて、ベッドに倒れ込むようにねた。ご飯を食べ損ねていたがそれよりも疲れが勝った。
腹が減り目が覚めた。やはり外は暗くなっておらず、逆に明るい。慌ててスマホを見る。1日が経過していた。
「なんで起こしてくれなかったの?」
と聞いたが、起こしたが起きなかったようだ。死んだように眠っていたらしい。脈も確認したようだ。
本当に死体だと思われていたのかとショックを受けた。しかも晩御飯がハンバーグだ。もう好物の時に限ってのこれだ。本当にあんな戦闘はもう懲り懲りだ。
起きた時から感じていたのだが、筋肉痛がひどい。どうせ休むといっても暇だ。そのため、買い物に行くとするか。ということで店に着いた。顔を覚えていたらしく、すぐに短剣の方に連れて行かれた。そして短剣を見せた途端。
「まだ使えますよ」
と返事が来た。
「かけているのに?」
怒ったように返したのだが、仕方がないと思う。命を預ける武器だ、いいものを使わないと命が危ない。
勘違いをしていると理解したのか。言い方を変えてきた。修理ができるそうだ。それなら初めからそういって欲しかった。修理には3時間ほどかかるようだ。その間は暇なので、のんびりと買い物をする。昨日の戦いで、爪で引っ掻かれたせいで、服が破けてしまった。その服を補充したい。
そんなことで買い物や昼ごはんを食べることで、3時間が経ち、受け取りにいった。重さも前回と変わっておらず、扱いやすく慣れ親しんだ重さだ。
職人技に感謝だ。そのままのんびりと休日を過ごした。満足した一日だったが明日が学校と考えるとなんとも言えない気持ちになってしまった。
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