243話
次は斧からの処理だ。一撃が重いため、その一撃による風圧により軽いコボルトは飛ばされてしまっている。飛ばされた時に押さえていた白狼と魔術師コンビの魔力が一番やばいような気がしてきた。その理由で殺しに行くのが斧だ。もう一方の片手剣2体は、背を合わせることで、死角をなくし奇襲を防いでいる。それならまだ耐えることができている。
斧を殺すには近づかず、魔法で殺すのが一番危険がない。とりあえず、ということでシールドで空中に浮き観察をする。大ぶりな攻撃により、先頭にいるコボルトは避けることができるぐらいのスピードだ。一番強力な攻撃は振り下ろしで、地面に亀裂が入っているほどだ。
その攻撃力を過信しているのか、振り下ろしが多いような気がする。それならやりようがあるな。もう一度振り下ろしをするときに勝負を仕掛けるか。数十秒後、振り下ろしを使ってくる。
「シールド」
振り下ろし前の上に持ち上げた時に、肘辺りを動かすことができないようにシールドを作った。振り下ろすために上げている斧の重さに耐えることができていないのか、右腕の筋肉がピクピクと震えているようだ。そのままでは、シールドが壊れるはずもない。筋肉が疲れたのか武器を落とした。そして、動かないようにしているのは、前側だとバレていたのか後ろに下がろうと体重を後ろに変えた。
「シールド」
再びシールドを発動させる。今度の発動場所は、足の膝関節の裏側だ。簡単に言えば膝カックンだ。後ろに下がろうとしていたのに、そこに障害物がある。そうなると必然的に起きるのは、膝が曲がる。それだけだ。だがそれが脅威となる。下にはさっき落とした斧だ。それに体が当たるように落ちてしまう。
膝カックンに使用したシールドだが、体の体重が乗ったことにより、割れている。もう結果が分かりきっている。体重が重い人ほどこの膝カックンの影響は強い。そして、重い人ほど重力の影響を受け倒れた時の威力が上がってしまう。そのせいで、落とした斧に体が貫かれ、半分ぐらい刃が体から出ている。
これで残りは片手剣の2体だけだ。
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