表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/1633

24話

 そのまま向かってくるのを狩っていく。だが、あまりにも終わりが見えない。何分経過したのだろうか。息が切れてきた。もうすぐ終わると思い。立ち向かう。こいつがラスト1匹だろう。サーチには引っかかっていない。その1匹を倒し終えた。

「はあ、はあ、はあ、」


 肩で息をするほど疲れている。戦っていて処理が追いつかず背後を取られることが度々あった。そのため背後の気配に敏感になっていた。休憩したいこともあったが、サーチはまだ残っていた。また近づいてきた際に、警戒するためだ。だが、背後からの攻撃がきた。


 集中力が一番高まってきている。そのおかげで、なんとかころがり避けた。こちとらずっと戦っている。これほどまでに連戦をするとなると疲れてくる。スタミナが切れ、口で呼吸をし酸素を多く取り込もうとする。そのため、魔法を唱えることができなそうだ。


 急な攻撃だったこともあり、心臓の心拍数が急激に上がる。心臓の音がうるさい。それほどまでに静かで集中できる。心臓が落ち着いてくるとともに、呼吸も落ち着いてきた。


 呼吸が落ち着いた途端に、勢いよく詰める。戦闘経験が少ないのか、驚いているように見える。そのまま、腕をめがけて攻撃をする。腕の半分ぐらいまで短剣が入った。そのまま切り落とそうとしたが、骨を断つことができない。先ほどまでのコボルトであれば、腕を切り落とすことができていた。だが、切り落とすことができないということは、この個体は他のものより強いことの証明だ。


 最後の最後にこいつが当たるとは、なんとも運が悪い。その反対の腕で引っ掻こうとしているのが見える。それをバックステップで避ける。


 大振りだったこともあり、隙が生まれている。そこに

「ふっ」


 横から蹴りを入れた。そのまま飛んでいったが、着地付近で受け身を取っていた。このままダウンをしてくれていれば戦いやすいのにと思う。なんとも戦いにくく相性が悪い。


 MPが枯渇しているようだ。さらにずっと考えながらしていたことも影響して頭が痛い。オーバーヒートだ。これがしばらく続けば鼻血が出てきそうだ。


 すぐに立ち上がり詰めてくる。だが、それを半歩でよけ受け流す。勢い余って、地面に爪を突き立てている。そのガラ空きの背中に短剣を突き立てる。横に転がることで回避しようとしていたが、爪が思ったより深く、回避できていないようだ。


 そのまま、刺したがあまり深くまで刺すことができない。背中の筋肉に阻まれた。逆に少し手が痺れたように感じる。これでは最高の一撃を与えることができなそうだ。アースバレットを唱える。素早い一撃なら、与えることができるだろうと踏んだ。


 太ももあたりをめがけて飛ばす。ステータス面での力を見るのであれば絶対勝っている。だが、受け身を取ったり、一撃で仕留めにくい行動をとったりしてくる。足を撃ち抜いた。無意識だが、二発出ていたようだ。2段階で攻撃が当たった。その影響かスピードがガクンと落ち、減速している。だが、俺に向かって進んでくる足は止まりそうにない。そのまま、迎え撃つように俺も向かっていく。スピードをもった一撃は強い。


 勢いをつけるために大振りすることがわかっている。そのため、真ん中がガラ空きだ。そこに飛び込む。そして短剣を突き立てた。スピードが乗っている攻撃だ。威力は通常のものよりも高い。さらに骨を折ることができたような感触だ。これは勝ったと思ったが警戒するに越したことはない。


 そのまま、突っ立ったまんまだが、光輝き、ドロップへと変化していく。その真ん中には指輪が残っている。これが、能力アップの装備だと思う。これでただの宝飾品だったら泣くぞ。


 やっとのこと一息つける。

「はあーーー」


 深呼吸をする。ドロップを集めなければならない。なんだか探知範囲が広がっているように感じる。


「明日はいいや」


 2日分満足した気分だ。めっちゃ疲れた。これは絶対明日まで疲れが残るやつだ。気づかぬうちに傲っていたのかもしれない。気をつけなければ本当に死んでしまうかもしれない。仲間が欲しくなってきた。


 ドロップを集めていると、一番高い、毛皮が多く落ちている。だが、傷が多かった影響で、小さい。そのため安心してバッグの中に放り込むことができた。中にはポーションがいくつかある。だが、これが本当にポーションかわからない。毒だったこともあったようだ。気をつけろと掲示板にも書かれているほどだ。


 バッグに入れる。この瓶は割れないようだ。ただ使う意思があると割ることができるようだ。前もっていた一本を飲む。なんだか疲れが取れたように感じる。あまり美味しくない。緑茶をさらに苦くしたような味だ。集め終わり、家に帰るべく、上に登る。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
文章が短文でぶつ切りになってる印象があるので、もう少し繋げて文章を作ると読みやすくなると思います。
[気になる点] MPが枯渇しているのに、アースバレットを撃ってる不思議
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ