22話
「はー」
学校に行きたくないなー。授業を聞くのがめんどくさい。それに、勉強したって将来使わないことが多い。それプラスしてテストがある。なんで学校というものが存在しているのだろか。正直専門学校だけで良くない?って考えてしまうのは誰もが通ってきた道だと思いたい。俺だけじゃなければいいなー。
脳内で戦いのシミュレーションをする。どの方法でも倒すことができるのだが、暗殺が一番安定しているように思える。次の階の敵はコボルトだ。敵を見つけた際に、素早さで撹乱していき、ヒット&アウェイといった感じだ。これを突破しなければならない。
さらに、嗅覚が優れている。ということは気配を殺したとしても、匂いでバレてしまうかもしれない。これはいい練習になる。熱感知を持っている蛇型モンスターも上に行くこと出会う。その練習にもってこいの相手だ。全てにおいて、上位互換が上の階に行くと現れてくる。最終のボスは竜かな?
素材で武器や防具を作り、かっこいいものを装備したい。黒龍がいいな。絶対かっこいい。その前に授業をしっかり聞いておかねば、テスト勉強をしなくてはいけなくなる。数学と地理がその例だ。国語は教科書とノートを読むだけでいいから簡単だ。
暗記系は授業と平日の晩に行う復習をしていれば問題ない。英語?そんな子は知らないな。うちの子でないことは確かだ。
あとは仲間だろうか?どちらかといば癒し枠が欲しいところだ。それとも前線を張ることができる人かな。その辺りはおいおい手に入れるつもりだ。
そんなことを考えながら授業を聞いていたが、すぐに終わった。やはり他のごとを考えていると時間が経つのが早い。そんなこんなで嬉しくなりスキップが出てしまいそうなほど学校が早く終わった。
今日はダンジョンに行くつもりはない。それなら、スキルは何がいいか調べておいた方がいい。今欲しいのは、バフ系のスキルだ。バフ系といってもパッシブ上昇の方だ。自分で唱える方は効果時間があるので、あまり1人の身では手を出しにくい。
今欲しいのは筋力アップやスピードアップだ。欲しい理由としては強いからだ。まず、筋力アップは攻撃力の上昇だ。近接戦闘の職業を手にしていなかった。そのため、攻撃力と素早さが低い。それを補いたい。素早さを上げるとそれに伴い動体視力が上がる。
ということは素早いコボルトの相手をする上で有利になるのかもしれない。そう考えた。ダンジョン関連の会社や政府公認の販売サイトの値段では68万と書かれていた。これでもまだ安い方だ。オークションサイトで取引されているのを見ると100万を行っているのがたまに見つかる。ほとんどが魔力量増加だ。それほどまでに人気なのであれば諦めて物理を取る方がいい。
だが68万はちょっと高いため、一旦流しておこう・・・。
「いつかは買うぞー!!」
モチベが上がった。宝箱やモンスターのドロップで出すことができればいいのだが、その時にはこのことを思いついてなかった。
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