197話
さて、テストの結果だが、皆わかっているだろう。悲惨だった・・・。この辺りにあったテストの結果が親に渡ってしまった・・・。前も簡単だったし余裕だろ。と高を括っていたのだが、それが裏目に出てしまうとは・・・。
そのことについて今親からの言及があった。と言っても点はそう落ちていない。苦手教科が悲惨だっただけだ。英語、本当に英語だけは本当に許してもらうことができなかった。英語だけ点が18点ほど下がってしまった。テストの日にはのらりくらりと点を聞かれてもまだ返却されていない。という言い訳で誤魔化してきたのだが、これがバレてしまうと話は別だ。
勉強はしていたものの、英語だけ山が外れたのと凡ミスが多かった。一番の原因は、解答欄を1つずつ間違えていたことだ。そのせいで、点がグンと落ちてしまった。10分ほどで説教?が終わった。反省するために何をするのかという話だが、召喚したモンスターである白狼を土日はずっと召喚しておくこと、来週は土日とも家にいること。そういうことになった。
薄々そんな気はしていたので、まあいいだろう。いつも、家にいるときに白狼は出さないの?と何度聞かれたことか・・・。この点が悪いのを言い分にして白狼を召喚し、2日ともモフろうという計画だ。今回は俺が悪いのは分かりきっているので大人しく、白狼を生贄にささげた。
と言ってもまだ、木曜なのでセーフだ。白狼だが、灰狼と毛並みが違う。灰狼も手入れはされているので、今はゴワゴワした毛がツルツルまでは行っている。だが、白狼の場合は元からがふわふわだ。灰狼の毛に飽きてきたのかもしれない。そのための交換か・・・。
あとはなんだろう?白狼へのプレゼントか?それなら首輪になりそうだな。白色に合う色だと黒か金かな。苦しかったら外したいと考えるので、緩めの首輪になりそう。狼ってペットとしてよかったけ?まあいいや。
土日は寝まくるぞー。寝溜めだ寝溜めー。土日になり、白狼を召喚して2度寝を開始した。クーンと助けてくれと言わんばかりに声を上げたが、その時にはもう眠りについていたので気がつかなかった。その2度寝から目を覚ました時には白狼の姿が変わっていた。予想通り、首輪がついていたのだった。
その色は赤色。毛が白色ということもあり、その赤が目立っている。首輪を外すと悲しむというのがわかっているのか、外そうとしていない。やはりできる狼だ。お菓子ももらっており、その口の周りには食べかすがついている。餌付けを開始しているようだ。
一番動くので大丈夫だと信じたい・・・。念の為しっかりとテスト勉強しよーっと。
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