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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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188話

 今はもう6月になり、梅雨に突入した。文化祭前後は雨の予報だったのだが、本番は晴れることが確定していた。その降水確率は0%快晴だ。そんな中屋台のご飯を食べながら会場へと足を踏み入れた。ずっと室内にいたものだから、外の光が眩しく目がしょぼしょぼする。会場は室内なので、そんな目の心配も必要はない。


 現部長が壇上に上がり、開始の挨拶を行う。そんな話を聞き流しながら、そのご飯を食べ切ることができた。もう食えないと思ってしまうほどその腹は膨れている。最初は2年からだ。3年の方が迫力もあるだろう。そんな理由から2年が先に行うようになっている。


 そして、秋にあった文化祭では1位となった1年〜3年で戦ったが、今回はそれがない。そのため観客も皆学生や先生ばかりで部外者の姿をあまり見ることはできなかった。前回の優勝者だった。俺や部長はトーナメントでのシード枠になっている。戦うのは2回戦目からなので、ゆっくり観察をするか・・・。


 参加メンバーは前回よりも減っていた。それは、前回は参加していた元勇者パーティーの重戦士くんだ。魔法使い君は、前回から参加していなかった。おそらく接近戦ができないのだろう。後衛あるあるの1つだ。近距離戦闘はできないから前衛に全部任せて、後ろに流れてくると怒ってしまう。そんなことが起き、パーティーを解散させてしまうということも度々発生しているようだ。


 まだ、接近戦の職業についていないのか、それともつけないのか・・・。それは本人ではないのでわからない。だが、わかるのは勇者パーティーから抜けていて正解だったということだろう。最近では勇者という名が知れ渡ってきている。その結果、顔もネットに晒されているらしい。


 晒されているということは、ダンジョン内でのストーカーが発生しているようだ。その動画が流れてSNSに投稿されている。もちろん盗撮なわけであって、その動画は現在は消去されている。だが、その印象は大きく残っている。戦い方が酷かったからだ。


 前にも考えていたのだが、それがあっていた。勇者君が一番最初に突っ込みモンスターを蹴散らす。そこまではいい。その後が問題だ。モンスターが多くいる中、中心に立つ。そのため、援護として魔法を放つことができないといったことが起きていた。


 魔法使いは魔法は使えず、回復魔法をするぼっとのような存在になっている。その時は嬉しそうに回復魔法をかけていたので、嬉しいのならそれでいいが・・・。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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