表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

185/1633

184話

 そこまで殲滅ができたとしても中心の木までは届いていない。中心の木付近に来たときにファイヤートルネードを出し、木を燃やす予定だった。だが、そこまでは距離が足りずにいた。新しく魔法を作って置いてよかった。もし、魔法を作らずに来ていると魔力がきれて一旦帰らなければならない。そんな事態にならなくてよかったとホッとしている。


 騎士が地面に足を叩きつける。その瞬間に地面が波打つ。その振動は木まで到達し、その大きな体を揺らしながら木の葉を何枚も地面に落とす。騎士の後ろにいた俺たちには何も被害が出てきていなかった。それだけで済めばよかった・・・。その攻撃が当たった瞬間地面から木の根が9本生えてくる。その根一本一本がさっきの根よりも太く長い。


 この距離であれば、ファイヤーランスは届くので放ってみたところ、避けることも攻撃をすることもなく、その根にあたり燃える。だが、それに向かって魔法が飛ばされ折れてしまう。その光景を見ていたのだが、その魔法のレベルも上がっていた。めんどくさいが物量作戦で行くしかないのかもしれない。そんなことを考え、ゴブリンを200体を召喚する。全ての指揮はチーフだ。ここでレベルアップした力を見せてもらおうではないか。


 してもらいたいことは花の処理だ。一番あれが邪魔だ。切ることができても俺たちへの攻撃によって注意力が落ちてしまう。そのためなんとかしたかった。ゴブリン軍団を左へと進軍させる。相変わらず、残り8本の根は地面から頭を出している。


 左側にある花の攻撃は全てゴブリンの方に行っている。その際のゴブリンの魔法により少しずつだが、花を倒すことができているようだ。その間に右側にファイヤーウォールを出す。そこに向かって魔術師が風魔法を使い簡易的な熱波を作る。その熱波によって近くにあった花が燃え出している。その火は、たちまち地面の雑草を伝い他の花までも燃やしていっている。


 これで本体に集中できる。白狼の氷魔法によって、鈍くなっている。そのため、根の動きはまだ目で追うことができる。その前に根の処理からだ。刀を抜き魔力を込め、斬撃を飛ばす。その斬撃に当たるが、半分も行っていないぐらいで斬撃は消えてしまう。


 通常トレントであれば、この斬撃で切ることができていたのだが、ユニークにもなるとその耐性も上がっているのかもしれない。


「ファイヤーチェーン」


 根を何本かまとめて縛り付ける。これで折れてくれると楽になるのだが、そう簡単に行かないだろう。そのため、残っている根を1本ずつ処理することにした。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ