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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1629/1633

1628話

 魔法使いや騎士がいることから、王を護衛するようなスキルなのだろう。だが、そのどちらもが死体だった。


 魔法使いの方は、目玉をくり抜かれそこから滝のように血が流れ落ちている。そして、騎士の方は頭部の鎧はなたため、リビングアーマーとかその辺りのものだろう。


(ステッキは魔法なのか、物理攻撃用なのか?)


 スケルトンの中にも錆びた鎧や、ちぎれかけている革鎧をつけている個体がいる。おそらくこの墓場自体が、敗戦国の墓場のようなものだろう。


 魔法使いが破壊しきれなかったカースウエポンが攻撃範囲に入り、墓守に攻撃を仕掛けようとしたところ、リビングアーマーの騎士が墓守の前に立つ。そして重たそうな大剣を軽々と振り回し、カースウエポンを叩き落とすのだった。


 俊敏性は二重丸と言ったところだ。横からゴブリンを走らせ、木の裏で待機させている。そのゴブリンとの視界を共有しながら観察をするのだった。


 さらに追加としてスケルトンが歩いてきているのだった。さっきまでのスケルトンは武器を持っていない個体だった。だが、今度はしっかりと武器と盾を装備したものたちが現れる。


 墓地というよりも集団墓地のように乱雑に入れられているパターンなのかもしれない。


 ステッキから光が空中に放たれる。花開くように散り、婆娑羅と騎士が殲滅しているスケルトンや、後ろからやってこようとしているスケルトンに降り注ぐ。


 ステッキの能力、それは強制進化だった。スケルトンだった体に肉がつき、黒色のオーラを纏う。魔力がなくなったのか、墓守は瞑想を行い魔力を回復しようとするのだった。墓守の見た目はすでに、変わっているのだった。おそらく憑依を行ったことによる乗っ取り的なものだろう。


 真っ先に破壊すべき対象は奥からやってくるゾンビだな。移動速度も上がっていることから、この密集地帯に入られると人数差で押し負ける。


 だから、早めに処分したいところだ。殺すのであれば、魔法が一番早い。だが、魔力を吸収して進化もする。


(魔法禁止とかクソすぎるわ)

 前衛の最初にいたスケルトンたちの殲滅が終わる。だが、武器を持っているゾンビたちはもう墓守の姿を隠すほどに前進しているのだった。


 そのため、今から狙い打つことはできない。1つ案を思いついた。地面に魔力を込め、アースウォールを作り出す。そして、ゾンビたちの方に動かすことで押し返すのだった。だが、墓守に当たる時には横にいる騎士が切り裂き、魔法使いが穴を開けるといった行動をすることで防いでくるのだった。



誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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