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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1612/1633

1611話

 婆娑羅のテンションが下がった状態で、配信が終わるのだった。


 ____


 そして、次の日になった。


 今日は、配信はないが事務所にやってきているのだった。その話の内容は、企画会議についてだった。


「では企画会議を始めたいと思います」


 集まっている人数は8人だった。この人数で何を決めるのやら・・・。

「集まっているのは3つの企画です。まず1つ目の運動会の企画からお願いします」


 横に座っていた人が立ち上がり、企画について話す。まず行おうとしていたのは、本当に運動会だった。障害物競走や騎馬戦、棒倒し、綱引きの4競技しかないのが残念なところだ。


 合計39人程度しか存在していない。分けることができたとしても20人程度の人数だ。この人数だから、できるのか?


「この4競技で運動会をしていこうと思っています」

「企画の時間的に何分を予想していますか?」

「60分、1時間ですね」


 紅組、白組に分けての紅白戦だ。60分もかかるのか?大掛かりな企画なのだから、2時間は欲しいところだ。適当に話してから順番がやってくるのだった。


「企画って何個でもいいですか?」


 目の前に座っている人が頷く。

「まず1つ目は、制限時間内にドロップを集めてから、それを使って戦うことですね。配信をすることにより、不正ができません。あとは、階層が決まっていないので、その階層を決めると言った問題点が残っています。何か質問はありますか?」


「もし武器がドロップしなければ?」

「徒手格闘か、武器の貸し出しといった最低保証はするつもりです。あと、もちろんは魔法は禁止なので、魔法使いの参加は自由とさせていただきます」


「もし、魔法使いのスキルブックがドロップした場合は?」

「戦闘で使ってもいいと考えています」


 魔法使いが参加をしたときにこの現象が起きるのだ。魔法使いが参加するとしても、スキルブックがドロップしなければ得意武器で戦うことができない。武器がドロップするかはギャンブルだ。純粋な魔法使いは参加しないと踏んでいるが、参加者は出るのだろうか?


 まあ、下の2つを通すための捨て企画だ。

「自分が使っているもの以外の武器を使ってみようというのをコンセプトとしています」

「なぜ、その理由に?」

「自分が使わない武器を知ることで、その行動を予測することができるからですね」


 数分の無言な空間が流れるのだった。



「では次の企画です。2つ目の企画は、スケルトン5体を使用して命令して戦うものです。召喚したスケルトンを使って、命令を出してもらいます。」

「そのスケルトンの用意は?」

「召喚するので大丈夫ですね」


「武器は?」

「こちらで貸し出しをする予定です。参加者でくじ引きをして、選ばれた人から武器を選択していくという仕組みです」

「命令が得意なものと差が出るだろ?」

「ええ、もちろん差が出ます。そのため、テイマーや召喚師の職業を経験した人は参加ができず、解説として参加してもらおうと考えています。この企画での必要なものは、スピーカーですね」


 指揮をする上での埋もれる才能を見つけ出すというのが目的だ。まあ、考えればわかることだ。


「3つ目はスケルトンを大量に使うことで、広大なステージを使っての擬似的な戦争です」


「ステージの広さの問題はどうする?」

「ドームといった広いところで行うのと、観客を呼んで大々的に行うものとして企画させていただきます」


 ドームを借りることへの出費や観客を呼ぶためのチケットや告知はして欲しいものだ。


「今は金がないから無理。案としては最高。何体のスケルトンを使うつもり?」

「ざっと100以上ですね」

「複数人での参加は?」

「もちろんしてもいいですが、指揮系統での困惑が発生すると考えています」

「この企画は面白そうだから、金が貯まったらするからよろしくね」


 他にも数個の企画が出てき、企画会議が終わるのだった。企画が確定で通ったため、少しホッとしている。嫌味で金がかかるから行わないと言っているのかもしれないな・・・。


 3つ目の企画をするのなら、その小規模となる2つ目の企画も行うことになるだろう。だから、どちらかが通るだけで、俺にはプラスだ。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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