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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1603/1633

1602話

 婆娑羅はすでに槍を浮かせており、準備はできているのだった。ただ、影の魔物は召喚していない。それだけが脅威だった。


 タイマーから音が鳴り、戦闘が始まる。婆娑羅は真っ先に攻撃を仕掛けてくる。それに合わせてカースウエポンを婆娑羅の方に動かすのだった。


 この行動自体がツリだ。婆娑羅が動きを止め、後ろに下がるのだった。槍からビームが放たれ、婆娑羅に攻撃を仕掛けようとするカースウエポンを一掃した。


 だが、まだまだカースウエポンはいる。破壊されたのはごく一部だ。ダメージとしては低いのだった。


(指揮能力だけを見れば、俺のほうが上だ。空中に浮いている槍を動かせない状況にすれば、俺の勝ちだな。)


 近接ファイトを仕掛けるのが正解か。


 アースウォールを作り出していく。奇襲を警戒しているのか、完成してすぐにアースウォールは破壊されていく。思考能力の奪取をするか。


 分身体を2体召喚し、アースウォールを作り出すように命令を出す。そして、カースウエポンを婆娑羅の方に向かわせるのだった。婆娑羅の視界が上に向き、カースウエポンには対処される。分身体が婆娑羅と俺の正面に2つのアースウォールを作り出した。


 このタイミングで騎士を直進させるのだった。視界が完全に防がれたことで、婆娑羅も俺の行動を警戒する。アースウォールを出し続けた分身体は魔力切れにつき消滅する。軍師に命令を出し、コボルトを大量に召喚して操るように命令を出す。


 アースウォールが削られ、1つの穴が開くのだった。婆娑羅の魔法槍だ。収束された蒼炎の魔法が放たれビームとなる。騎士は横に避けることでこの魔法を防いでいるのだった。


 シールドを10枚ほど貼れば、その魔法を防ぐことはできる。簡単なことだ。穴はあるが合理的な判断だな。


 婆娑羅が警戒していた魔法が、分身体を使って威力を上げている魔法だった。まっすぐ放つことで作られている魔法で対処しないといけない状況になる。そのため、魔力を使った分身体は無駄に使わされた状況になることを狙っていたのだ。


 コボルトが婆娑羅に近づくのだった。破壊されなかったアースウォールを壁にし、バレずに近づくことに成功するのだった。騎士はアースウォールを正面から破壊することで最短距離で近づく。


 空中に浮く、7つの水魔法の槍の先端にウォーターボールが溜まり、破裂する。距離が遠かったことで魔法を破壊するのも間に合わない。


(狙っていたな)

 雨となったウォーターボールがコボルトや騎士の体を濡らす。婆娑羅は、手に持っている槍から一種類の槍を取り出すのだった。そして、細い1本のビームを一瞬だけ放つ。


 使われたのは、雷魔法だ。濡れている体に吸い付き、感電をしていく。そして、近くにいるコボルトに伝達し、周囲の殲滅をするのだった。


 数への対策は完璧だな。

(じゃあ、パクるか)


 ウォーターボールを作り出し、空中で破裂させる。婆娑羅の方は槍から魔法を飛ばしてくるが間に合わない。狙いは婆娑羅よりも広範囲の雨が降り、アースウォールや地面を凍らせるのだった。


 狙いは単純だ。白狼の氷魔法により、周囲の地面は凍りつく。空中に浮くカースウエポンにウィンドエンチャントをほどこし、婆娑羅に向かって走らせるのだった。


 そして婆娑羅がその対処をしている間に、互いの姿を見るために使われていたアースウォールの穴を修復する。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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