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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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158話

 あの睡眠から起きると、なぜか保健室の扉の周りには人が集まっていた。あの戦闘で大した傷も負っていないが疲れたので寝ていた。あのマジックバッグを取ろうとしていた愚か者がいたらしいのだが、取った瞬間に痺れ動かなくなってしまったらしい。そして、念の為と様子を見にきたゴブリンによって縛られて屋上から吊るされているらしい。


 そこも見張りを立てられているので助けにもいけないようだ。俺が通ろうとしている道は人が退いていく。


 あのオークのドロップだが、剣と肉、再生のスキルブックだった。再生はいらないとして、


「部長はどれがいいですか?」


 近くにいた部長にそう聞いたところ、部長は再生にしとこうかな・・・。


 となんとも言いたげな表情でそう答えてきた。おそらく、あのオークのアキレス腱を切ったところを見てそう思ったのだろう。


 残っている自衛隊だが、ゴブリンを20体まで減らすことはできていたのだが、魔術師によって腕を切断され、騎士によって腕が潰されている人が何人かいたのだが、連帯責任だ。ということでそのまま放置している。しかも念入りに逃げられないようにアキレス腱をも切られている。そんなところを見ると誰に似たんだろうな・・・。と考えてしまう。


 リーダーたちには生肉でいいらしく、今日の功労者でもあるいつものメンバーと部長で外でオーク肉を焼いて食べているところだ。もちろんそう言うと思っていたのか、買い物も済ませてきたようだ。剣とか、正直つかわないのでいらない・・・。またマジックバッグの肥やしができてしまった。今度悪魔召喚したら誰かに押し付けよー。


 時間を確認したところ、夕方の5時ぐらいになっていた。あの勇者君は今はどうでもいい。明日にはわかることだし、腹が減った。グーとなる音が部屋を包む。焼肉をしようと思い、タレとジュースを買いに行ってきた。そして学校に戻って部長との焼肉だ。買い物に行く前にゴブリンたちには生肉を与えて帰ってもらった。


 今回の功労者でもあるいつものメンバーと部長での焼肉だ。そのまま、肉を貪り食う。その肉はあのオークの肉よりも何十倍も美味しかった。そのためバクバクと食べていたのだが、いつの間にか部長も周りの目を気にすることもなく食べていた。


 周りの人のご飯だが、おにぎりのみだ。その羨ましそうに眺めている目はもう誰も気にすることはなかった。そのまま夜は深く沈んでいった。忘れる前にあの泥棒君は回収し縄で括っておいた。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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