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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1574/1633

1573話

 幻影には当たり判定はないようで、魔法をすり抜けつつ地面に近づいてくるのだった。だが、実態を持つものは魔法を避けながら近づいてくる。これにより思う存分、力を発揮することができないのだった。


 上の方に存在しているライトボールに当たると爆発を引き起こし、爆風により風が発生し移動する方向を失敗する。それにより誘爆が発生し、カラスは近寄ることができない空間ができるのだった。


 だが、この魔法にも少し欠点がある。それは爆風に魔力を振っているため、攻撃力がほとんどないことだ。ライトボールに当たったとしてもダメージはなく、上に逃げることで再び攻撃ができるようになる。


 対するマリアの方は、魔法が邪魔をすることで自分の魔法が使えないという状況になるのだった。そのため、どっちも攻撃ができないという状況になる。


 カラスの行動が変わった。普通のカラスが速度を上げて落下をするのではなく、速度を減らしつつライトボールに体をぶつけていくのだった。邪魔なライトボールを消して近づくための方法だった。


 作戦をすぐに変えるあたり、カラスは優秀だ。だが、ライトボールが消されていくことにより、マリアの魔法が使い物になっていく。ライトボールが存在していない細かい隙間を通りつつ、光魔法がカラスの貫く。だが、その貫かれたカラスは幻影だった。


 様子見の幻影による落下だ。魔法攻撃が飛んでくるのかの確認をするのはちょうどいいタイミングだ。その防御を崩し、前回と同じ状況にするためにカラスはライトボールを破壊していく。


 上空にあったライトボールの半分が消えた時だった。婆娑羅が横に走り、ライトボールがその婆娑羅の行動をわかっていたかのように避ける。婆娑羅はライトボールの包囲網から抜け、速度を重視したライトボールを放つ。


 婆娑羅への警戒指数が上がるのだった。そして、すぐに元の場所に戻ってくるのだった。この一撃でカラスを1羽殺す。婆娑羅を警戒しつつ、カラスは再びライトボールを削っていくのだった。


 もう対策は理解されている。ライトボールの真後ろにいれば魔法は飛んでこない。そのことはすでにバレている。だから、カラスは基本的に魔法の裏から出てこないのだった。


 婆娑羅が槍の先端に魔法を作り出し、いつでもでも放つことができる状態にするカラスの警戒心が婆娑羅に向いている中、外回りからゆっくりとライトボールが浮いていく。婆娑羅に集中しているカラスはそのことに気がつかない。


 そして、カラスの妨害が閃光のライトボールにまで到達するのだった。今までゆっくりと行動をしていた側面のライトボールが急激に速度を上げカラスの上をとる。


 目の前にあったライトボールが全て光る。視界と平衡感覚がなくなるのだった。そして背後からはライトボールの爆風だ。カラスの群れが飛ぶ力を失い、地面に落とされていく。その落ちていくカラスを丁寧に魔法で貫くことで確実に殺していくのだった。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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