表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1565/1633

1564話

 配信が終わってから運営から二通のメールが来ているのだった。まず一通目は簡単な報告書の義務だった。まあ、怪我を負った人とそれに対して怒ったもの。この二人の行動がどのようにして起こったのかを書かされるのだった。


 再発防止のために対策をとる行動だ。発生事例からの対策や意識を変える行動といったものを取ることができる。確認用のチェックシートが増えていくようなものだ。会社として成長していくのに必要なことだ。こうなるのは当然だろう。


 適当に打ち込み、その日が終わる。腕はポーションをふりかけ、修復したようだ。どうやら、怒りの矛先をボディーガードに向けるための対策らしい。本来なら明かすつもりもなく、起きないことを想定していた。だが、その事案が発生したことにより、提示をするほかなかったのだ。


 まあ、提示されたところで、そんな対策を取っているのだな。としか思わない。興味がなく、解決までに進んでいないのだから、なんとも言えないのだ。人間の感情ほど、操れないものはない。そして、起こったものは謹慎処分が出ている。その期間は1ヶ月だ。


 そして、ボディーガードがつくことができるのはあの仲間に魔法を撃った問題児とセットにすることが決まったようだ。確か、8月から半年にかけての謹慎だ。2月になった時に謹慎から解放されることになる。そのため、それまで仕事がない状態になるのだった。


 そして、2つ目のメールは、案件だった。その案件はポーションだ。錬金術や薬師を集めたポーションを専門としている会社、その会社からの案件だった。ポーションが優秀であることの宣伝や会社を知ってもらうことが目的だろう。


 検証内容としては、ゴブリンを傷つけてもらい、そのポーションの再生能力を検証してもらうというものだ。部位欠損は治らないのは確認しているらしい。今のところあるのは、三種類のポーションや解毒用ポーションのようだ。


 毒の検証はせずに、ポーションの検証が今回の仕事だ。ポーションとは名ばかりの回復薬だ。その三種類のうち一種類目は液体タイプ、二種類目は塗り薬タイプ、そして最後の三種類目は少し高くなるもののタブレットタイプだ。


 ダンジョンでよくドロップするのが液体タイプだ。そして、塗り薬やタブレット系はドロップとして存在してない。下の会社独自のものとなっている。


 この会社が魔力回復薬を作ることができるようになった時には大きな売り上げを出すことができるだろう。現在、クランのような新しく作られたダンジョン専門の会社では、魔力回復の効果を持った薬が少しづつ作られ始めているらしい。まあ、噂だけなので、ガセで労力を削るためなのかもしれない。


 そして液体タイプのポーションの問題点、それは腹に溜まることだ。液体により、腹の中がチャプチャプ状態になり、動きが悪くなる。それを防ぐことができるのが、このタブレットタイプのものだ。ダンジョンにより多くの時間潜ることができると考えると、欲しがらない人はいないだろう。


 俺は少し期待をするのだった。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ