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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1536話

 職業を更新するときがきたようだ。前の職業は「光の賢者」と「魔導書作本」の2つだった。光の賢者は他の賢者とそう大きく異なることはない。「魔導製本」のスキルには使い方次第では役に立ちそうなスキルが色々あった。「魔導製本」の職業レベルは40まで存在していた。


 まずレベル0は「魔導書作成」だ。まあ、これは言わなくていいだろう。その名前の通り、魔法を無限に使うことができるスクロールに変える能力だ。そしてレベル5では、「ブックカバー作成」のスキルだった。100円ショップで売られているような上から押さえつけることでまとめるものだ。


 軽く、叩くとコンコンと音はなるがそれほど耐久力があるとは思えない。魔力を多く込めるとその質感は皮に近づいていくようだ。ブックカバーの能力は劣化防止らしい。魔力を多く込めることでその劣化を防ぐ年数が決まってくるようだ。それを示すのがブックカバーの材質なのだろう。


 スクロールとして使っている魔法陣は期間限定での使用といったものだろう。紙に書かれた文字が古くなることで、読めなくなっていくように魔導書の紙も似たようなものだったのだ。次のレベル10では、「付箋ふせん作成」のスキルだった。


 効果は単純、付箋ふせんを作ることができる。それだけではない。そのページに一枚しか貼ることができないが、貼っていれば同時に魔法を使うことができると言う優れものだ。


 例)あなたはウォーターボールのページを開いています。そして付箋の位置はファイヤーボールです。ページが捲れてファイヤーボールが出現するまでおよそ3秒。この3秒を必要としないのが付箋の効果。


 使ってしまうとすぐに消えるらしい。作ることができるのはセットではなく、一枚ずつってのがひどいところだ。セットで作ってくれれば喜んで数も用意できただろう。


 レベル15では、「時間制限延長+6ヶ月」だ。結構大きいな。元が何年か知らないけど、これだと長持ちしそうだな。レベル20では「デメリット解除」のスキルだった。この職業を経験し、このスキルを持っているものだけが使えるスキルのようだ。


 能力は単純だ。時間制限を使うことで本来以上の力を発揮するというものだ。使ったときに通常よりも多くの魔力を消費して威力を上げるのか、時間制限という対価を払っているのだから無条件で力が上昇するのか。この二択になる。


 レベル25では「ページめくり手動化」だ。オートか手動か自分で選択できるような感じだ。基本的にはオートになっており、自動で捲るのを待つしか方法はない。だが、1ページを待つのは時間が勿体無いだろう。そんな時に使うことができる。遠くにわかっているのであればガッツリとページを捲ることもできるだろう。


 レベル30では、「効果時間+1年」のスキルに進化をした。レベル35では「フィルターパネル」を作り出すことができるようだ。基本的に属性ごとに重ねられているのであれば、その属性ごとの隙間にパネルが入り込みパージを捲るのをアシストするようなものだ。


 火魔法から光魔法を使おうと考える。だが、それまでには数十枚のページが用意されておりパラパラめくっていくことになるだろう。だが、このスキルがあり、隙間に設置されている。そうすることで間に挟まっている属性を無視して、光魔法に飛ぶことができるという仕組みのようだ。


 フィルターを挟むことができる条件は、魔法の属性と魔法の種類のようだ。ごちゃごちゃに混ざっていると、このスキルを発動すらできないようだ。製作者がA型出なければ使うことができないスキルだろう。まあ、スキルとして発動できるのだから大丈夫だ。


 向きは揃っていないものを見つつ思う。そして最後の40レベルでは「しおり作成」のスキルだった。一言で言うのなら、「付箋作成」の上位互換に近い存在だ。一冊につき1つしか挟むことができないのが条件となっている。


 そして挟んでいたものを付箋の時と同様にページを捲らずとも使うことができると言うものだ。回数制限もないところがこのスキルの強みだろう。付箋の方は種類で攻めるのに対し、この栞の方は質で攻めるようなものだ。弱点でも突破できるようなスキルに挟んでおくの理想だろう。


 と、スキルの確認が終わった。次の職業は何にしようかな〜?と探しているのだった。次の職業に良さそうなものを見つけるのだった。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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