表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1535/1633

1534話

 そして、新人の配信が始まろうとしているのだった。昨日のダンジョンでのレベルアップで、やっと光の賢者のレベルが60レベルに上げることができた。本当にやっとだ。経験値に弱体化ナーフが入ったのか?と思えるほどに時間がかかったような気がする。


 一期生の配信だが、時間的には大きく余裕をとったものに変わるようだ。事前にダンジョンに行っており、10階層までは解放している。そして、その戦闘シーンをいい感じに切り抜いた動画も投稿されている。その動画は、一昨日に配信されていた。まあ見ていないが概ね好評だったようだ。


 次も同じようなことをしようと話題になっていたくらいだ。そして、肝心の性別は、テイマーが女子なだけで、残りの義手と変態スパルタは男だった。まあ、これくらいのキャラの濃さは十分だろう。ドレス姿で戦闘をするとかと比べるとまだ現実的だ。


 今日が初配信ということもあり、声が公開される。まあ、それだけで離れていく人もレアだろう。配信タイトルを見て、飲んでいた茶を噴き出す。タイトルは「ドキッ!、ワクワクの10階層周回ー」ここまでは普通だった。その後がひどい。(ポロリもあるよ)と書かれているのだった。昭和番組かよ。


 持ってきたタオルで吹いた茶を拭き取り、その配信を見るのだった。基本的に戦闘はするものの、雑談を基本として戦うようだ。というか画角がひどい。カメラマンはそのメンバーを写しているのだが、すべての画角にゴブリンの頭部が写っているのだった。たまに遠近法でゴブリンの頭部に載っているのはダメだろ・・・。


 戦闘力的には問題はなさそうだ。もう名前は忘れてしまったけど・・・。タイムアタックを始めるようだ。義手くんの方は、魔法を使うことで大蛇の毒を爆破させ、簡単に10階層をクリアする。かかった時間は、5分だ。毒を出させるまでに時間がかかったことが原因だ。


 テイマーはゴブリンを口の中に入れ自爆させることで勝利を収める。おとなしそうな見た目に対し、戦闘の仕方は数を減らしてもいいような戦い方だ。まあ、どこにでもいるゴブリンをテイムするだけだ。そうなるのは当然だろう。


 毒という限定条件に頼っていないことから、2分で10階層の大蛇を倒していた。そして、肝心のドロップを果たしたスパルタくんだが、しっかりと装備をしてきてくれたようだ。ポロリってこいつかよ・・・。とコメント欄は落胆しているのだった。


 だが、何人かの人は喜んでいるようだ。そう、すでにオチは用意されているのだった。そうポロリだ。戦闘は巧みなものだった。その攻撃速度、移動速度を生かし、永遠に自分のターンに持っていく。そして大蛇を倒すのは1分だった。さすがは歴代ぶっ壊れの変態装備だ。


 だが、そのことは誰にも見られていないのだった。そう、画面全部がモザイクで埋まっている。最初からポロリをする前提で仕組まれていたのだった。そのため、マジックバッグから紐付きのホワイトボードとペンを取り出した。ホワイトボードにキュッキュと文字が書かれていく。その文字は「私は露出狂です」だ。スパルタくんはこ紐付き看板を首につけられ、正座をさせられている。


 もちろん、1分で倒したという成果はあるものの、半ば放送事故を起こしたものだ。成果はなしだ。そして罰ゲームは蓄積されていく。罰ゲームと言っても質問される回数とかその辺りだ。その質問内容もコメント欄から拾うのだろう。いじられキャラを自分から作っていったな・・・。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ