表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1527/1633

1526話

 教会付近に移動するのだった。だが、砂埃が教会に着き、白い教会が土色に変色している。だが、建物が当たり倒壊しているわけでもない。兵士が建物の外を動き回り侵入者を探している。


 隠密と透明マントをしているため、見つかるわけがないんだけどな・・・。教会内部へと進入することできた。奥に向かう道を歩いていた時だ。


(・・・地下がある?)

 気配察知に反応があった。足元のさらに下に複数の気配を感じることができる。何か特別なことが起きるわけでもない。そのまま、奥に進んでいく。奥に進んでいくにつれて、張られているステンドグラスは黒く変色していく。まるで日光を通さないように作っているみたいだ。


 ボス戦が近いようだ。ボス戦の部屋の中は大掛かりな扉が用意され、奥に神をかたどった銅像がおかれている。それを破壊すればクリアだろう。だが、その前には1人の初老がいる。そして中央に魔法陣が仕掛けられ、それを白いローブを頭から被った集団が囲っている。


 その魔法陣の中心には、子供が10人程度集められているようだ。扉が開かれると同時に魔法陣が作動する。そこから触手が伸び、子供は怯えながら死を待つのみとなる。だが、死ぬのは周囲の魔法陣を囲っているものだった。


 口がついた触手に取り込まれていく。そして、最後の初老ははりつけとされ、神の銅像を破壊しつつ、柱に体を縫い付けられる。血で魔法陣が染まっていく。その地を媒介とし、新たな触手が生まれていくのだった。その職種は全て諸量の体に突き刺さる。


 刺さった職種の一部が膨らみ、その膨らみは先端に進んでいくのだった。そして、初老の体に注入された。ドクンッと初老の体が跳ね上がる。それと共に磔にされていた体はゆっくりと降ろされ、地面に着地するのだった。


 次の触手の行動は、子供の捕食だった。丸呑みにされ奥に流されていく。職種の仕事はこれで終わったようだ。全ての子供を食べ終えると魔法陣の中に消えていった。


 契約が終わったようだ。契約の内容はこの初老に力を与えることだ。前金は魔法陣の周囲を囲んでいた者たち、後金はその中央にいる子供だった。契約が完了したことで仕事を終え、帰っていく。


 初老の体から煙が出てくる。そして煙が晴れた時には、初老から若者へと変身しているのだった。契約は若返りと不老だ。老人が生贄までして、生にしがみつく様は見ていて気持ち悪いものだ。


 その体の表面には、触手が皮膚を食い破りながら出てくる。これを殺すのが今回のボス戦ってことか・・・。だが、体が適応していないのか、元老人は血を吹き出す。そこには触手の破片が入っているのだった。適当に逃げて時間を稼ぐのでもいいのか。


 まあ、殺すのを選ぶよね。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ