1525話
兵士の行動は基本的に協力をして戦う感じになる。3人1組となり、スケルトンやゴブリンと戦っているようだ。一時的な人数有利を築く。これが鉄則になっている。人間並の思考能力を与えられたものが生活しているとかそんな感じだ。
敵が複数体の時は人数有利を減らし、1人をその対処に向かわせ時間稼ぎをする。そして人数有利の方が殺し終わると援護に入るという形だ。対処法は簡単だな。
(スケ3、軍師。縦2人ペアで行動させろ)
壊れた塀上から見たことで、大体の戦術を予測し解決策を伝えたのだった。軍師の方はなんかすまないな。対策を立て、3人グループを形成させようとしていたようだ。悪くはないが、もう1つのグループが合流した時に困ってしまう。
案としてはありだな。婆娑羅の方は侵入ができたのか不安だ。本隊到着といったところか?王城の方から騎士が太道を歩き始めるのだった。死体に寄生花を植え付け、成長させる。ついでに魔物化させた。命令は増殖だ。これで塀上は混乱状態になっただろう。
本隊の方は初めに塀上にいる魔物の殲滅から始めたようだ。この間に王城の方に足をすすめる。婆娑羅の方は派手に暴れているようだ。槍が空中に浮いていることから戦闘が発生したのは間違いない。まあ、隠密は俺の仕事だしな。
仕方がないことだ。路地に隠れつつ、騎士の動向を探る。街に火でも放って、避難を取るか魔物の殲滅を取るのか確かめればよかったな。それさえわかれば戦闘が楽になりそうだ。
と、ザル警備を突破し、王城に到着する。王城の門番は目の前からやってくる召喚された魔物との戦闘を行なっている。そして警報がなり、王城の中にいた兵士が入っていくのだった。
右側には教会が設置されている。右側の壁に魔力で作り出したC4爆弾を設置していく。少し高いところはシールドを使いながら登るのだった。そして爆破だ。
右側に仕掛けられたC4爆弾が一斉に爆破をした。爆風により窓ガラスは吹き飛び、火がつく。そして王城の崩壊が始まる。
右側に傾き始めた王城は、次第にその傾きを大きくしていく。そのまま、教会の方に倒れるのだった。砂埃が宙を舞い、波のように押し寄せ地上を埋め尽くす。外に出されていた兵士たちはこの対応に追われるのだった。王は爆破により作られた尖った瓦礫に体を貫かれ死んだようだ。
この間に婆娑羅が走ってきているのが見えた。
「一旦、王ではなさそう」
「つーか派手にやったな・・・。あとは教会あたりか」
「最初に言ってたでしょ。教会の方は魔物が入らないだろうからねー。人間がしないとダメでしょ」
合流したことだし、教会に向かうことになった。
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