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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1521/1633

1520話

まだまだ時間がある。そのため、次の階層に進む。次の49階層に上がると目の前にあるのはテントだった。巨大でサーカス団体が使うような巨大なテントだ。ここがボス戦会場なのだろう。入ってみると、暗転した真っ暗な空間だった。


スポットライトが急につくのだった。そのスポットライトがグルグルと動き回り、中心に移動した。上から箱が降ってくる。その箱の中からピエロが現れるのだった。ピエロが音を出さないように手を合わせる。再び、手のひらを開くとそこには投げナイフがあるのだった。


目の前に机に乗ったリンゴが出現し、そのリンゴに向かって投げナイフを投げるのだった。だが投げたものの、リンゴに当たらず机に刺さる。拾い直し、左手に握りしめるのだった。再び手を合わせる。


糸に繋がれた投げナイフが垂れ下がっている。ピエロは右手でその糸を持ち、引っ張るのだった。カチャカチャと金属同士がぶつかりながら、糸を引く手のひらの中に溜まっていく。そして最後までなくなった時だ。手にひらに溜まっているはずのナイフがなくなっている。


婆娑羅が我慢できなくなったのか攻撃をしかけに動き出す。ピエロが今度は音をする拍手をするのだった。


パンッ


この音1つでフィールドが広くなる。観客席だった場所は全てなくなり、1つの演技場だけになる。だが、婆娑羅の攻撃を受け止めることはできないだろう。当たる寸前にパントマイムを行うのだった。まるで目の前に壁があるように行う。


だが婆娑羅は気にせず攻撃を行うのだった。だが、壁は実際に存在しており、婆娑羅の槍が当たり弾かれる。そんな婆娑羅に向かって短剣を投げつけるのだった。婆娑羅は相当焦っていたのだろう。だが、投げられたナイフは、作り出されたパントマイムの壁によって防がれるのだった。


その姿を見たピエロが腹を抱えて笑うポーズをとるのだった。完全におちょくられている。笑いのポーズが落ち着くのだった。そして左手の手袋を脱ぎ、その中に手を入れゴソゴソ動かす。取れないのか両手を入れるのだった。


両手が防がれたことでパントマイムができないと判断した婆娑羅が攻撃のために近づくのだった。攻撃があたろうとしていた瞬間だった。その左手袋の中にピエロが吸い込まれていくのだった。その手袋に槍を突き立てるのだった。だが、その先端は奥の台の空中に現れ、音を立て台を破壊する。


手袋には傷1つついていない。そこに視線が向いていた時だ。槍の先端から手袋がなくなっている。パサッと奥の方で手袋が落ちるのだった。それを拾い直し、パンパンと埃を払いつつ再び身につけるピエロがいる能力がよくわからないのだから、協力しないとな・・・。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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