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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1516/1633

1515話

 トレーニング配信から二日経ち、通常の配信が行われる。45階層のボス部屋を殲滅し、配信の準備ができた。

「ということで始まってるよね?今日は、47階層に進んでいこうと思うよ〜。肉塊の簡単な倒し方も作ったし大丈夫でしょう」

「毒だろ?」

「まあ、お楽しみに〜」


 46階層に入る。もちろん目の前には例の肉塊が存在している。

「肉塊の3分クッキング〜」


 肉塊の簡単な倒し方〜。透明の毒が入った瓶と、チョークの締めが緩いショットガンを用意します。瓶を下投げでふんわりと浮かせ、肉塊の真上でショットガンを撃ち込み瓶を破壊する。簡単な作業だ。


「で、完成したのがこちらになります」


 ドロドロと肉が溶け、何もない状態に変わった肉塊が存在しているのだった。

「経験値効率はここが良さそう?」

「お前だけな」


 ドロップは魔石だった。経験値的には美味しいんだけどな〜。ドロップが渋い。あの肉塊がドロップするのも嫌だし、この魔石だけがちょうどいいのか?毒も作るのがめんどくさいからこの魔物だけでいいか。

「クリアはクリアよ。次の階層に行こうか」


 すぐに47階層に移動するのだった。そこは、動物の楽園だった。キリンやライオンはもちろん、猫や犬までさまざまな動物がいるのだった。通常の動物はもちろんのこと狼系もいる。あのサーベルタイガーも存在しているのだった。


 その動物たちが集まっているところにオークが1体いた。その膝の上には猫が座り、撫でられ喉を鳴らしているのだった。ビーストテイマーだ。動物の種類で統一するとかしてもらいたいものだ。


 ウルフ種が連携を組み、左右から挟み追い込もうとしている。


「ビーストテイマーか・・・」

「婆娑羅が戦う?」

「ああ」


 婆娑羅の手に持つ槍から、ライトボールが1個作り出される。大きさの調節は完璧だ。だが、こもっている魔力はやばい。それを察知したのはマジックキャットの群れだった。大量のランス系の魔法が作られる。


 婆娑羅のライトボールの形がランスに作り替えられ、すぐに放たれた。それに対抗するために、マジックキャットからランスが放たれるのだが、婆娑羅の魔法の前には無力だ。ぶつかり合うが、婆娑羅の魔法は無傷で対抗する魔法は軒並み破壊していく。


 魔法や肉壁として間に入る動物の腹を貫き、オークを狙う。最奥にいるビーストテイマーの主であるオークの頭を吹き飛ばすのだった。


 奥にいる本体が弱いのは普通だな。数が多いことから経験値が振られているのも均一なのだろう。中央値が均一になっているため弱い。平均値が低く、中央値が大きい方が強いのは当然だ。数のデメリットを全面的に出したような戦い方だ。


「ヘッドショットおめでとう」


 手を筒の形にし、動物たちの空いた穴から奥のオークを覗く。その周囲には口を開き、今にも襲い掛かろうとしているオオカミがその躍動感のまま、体を固定されているのだった。


「やっぱりそのユニークスキルってインチキだね」

「そうか?魔力消費は大きいぞ」


 その魔力消費が大きいのが厄介なんだよね・・・。自覚なしか。まあ、強いってことが理解できているのなら大丈夫だろう。


「ドロップは?」

「テイマーのジョブブック、・・・いるか?」

「いらない。使わないの?」

「あの敵と同じだろ?弱いから使わん」

「持っておいて後輩ができたら押し売り(プレゼント)するとかにしておけば?」

「そうするか・・・」


 婆娑羅はそう言いながら、マジックバッグの中に入れていくのだった。弱いね〜。こう見ていると召喚師の方が強そうだなー。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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