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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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149話

 さて、その後は何もない正月になり、その後学校が始まった。バックが軽いってのは最高だな・・・。宿題をつめたカバンを背負うとなると、荷物となり重くなる。だがマジックバッグで登校することで、その荷物が気にならない。


 皆重たい荷物を背負い歩いているのに対しておらはすっからかんのリュックを背負って登校だ。足取りも軽くなってしまう。今日は普通の提出をするだけで終わるのではなく、部長の今後のことについての引き継ぎとしてなぜか呼ばれている。もういっそのこと家に帰してくれ!!


 提出物を忘れることなく出し、そのまま、部室へと足をすすめる。


「やってきたね。」


 部長が既にいた。この人はもう大学も決まっており、のんびりと過ごしているそうだ。行った大学は俺が行こうとしているダンジョン関係の大学だ。最近できたこともあり、先生からは批判されていたのだが、それを振り切っての入学をしたそうだ。


「話とは何ですか?」


 副部長が部長に話を促すように言った。


「行事の説明だけしとこうかな・・・って」


 行事・・・!!文化祭でやったものか・・・。2回の文化祭ともトーナメントをしている。だが、その前の1年だけの戦いをどうするのか?という話だろうか?


「すごいよね。本格的な入試が始まっていないのに、入試希望の人が多かったようだよ。」


 去年であれば、定員の2倍ほどの倍率だった。もちろん俺はそれより前の入試で合格を勝ち取っているので、何も気にすることなく、勉強を教えたり、ゲームをしたりで自堕落な生活をしていた。それより多いとなると・・・。


「理由が理由だからね・・・」


 理由?勇者がこの学校に入ったこと?それとも何か美人な人でもいた?部長の知名度が上がったのか?それぐらいしかないな・・・。


「勇者に勝つものが在籍しているという理由からだよ。」


 勇者に勝ったもの・・・俺のことか・・・。そんなに目立つか!?


「そのためこの部活に入る人が多くなりそうだからね。管理が大変になるだろうから、どうしようかという話なんだよね。」


 理由に俺が入っていたのなら呼ばれても仕方がないな・・・。


「俺が幽霊部員だとわかればやめていくのでは?」


「そんなことだけではやめないよ。なんせ、こね?というか繋がりが欲しい人もいるから・・・」


 人間とは実に強欲な生き物だな・・・。俺も人間だが。


「今回の話す内容だけど・・・それは文化祭とかでするトーナメントのことだよ。」


 予想通り行事ごとのトーナメントだ。幽霊部員の条件が変わらなければ別にいいかなー。と考えている。


「幽霊部員の条件は変わらないよ。」


 よっし!!ついガッツポーズをとってしまったが、部長のその目はなんだか、生暖かい。


「2回目の方の文化祭だけど、次回する前に1回トーナメントを行おうかな。新1年生だけでね。人数が多かったらの話だから、少なかったら忘れてね。」


「あとは、・・・新1年だけのトーナメントだけど、こっちはバリアを壊すまでにしとこうかな・・・。」


 報告することはこれぐらいかな。そう言い解散となった。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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