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僕は、憧れのカノジョ!?  作者: アルシィア
12/28

第12話 「これからの生活を考えて…」

目立たず、穏やかに高校生活を送るつもりだったのに…。

青嶋さんと身体が入れ替わって、毎日がトラブル続きで…私の胃はもう限界です…。


放課後、靴箱に手紙が入っていて、体育館裏に呼ばれて行ってみたら…。

藍葉くんがいて、朝の登校時の1場面を見られて脅されて…襲われそうになったところを、

親友の俊樹に助けられた…怖くて俊樹に抱き着き、泣きじゃくって…落ち着きを戻したところで。


「あっ!ごめん…抱き着くとか…気持ち悪かったよね?」


私は、慌てて俊樹から離れる。


「いや…気にすんな…お前の身体は柔らかくて…気持ちよかったしな」


「ばっ馬鹿じゃないの!?この身体は、青嶋さんのだし…」


「身体はそうかも知れないが…心はお前じゃないか、皆人」


何、真剣な顔でそんなことが言えるんだよ…男同士だよ?私たちは…。

何なのさっきから…変な気持ち…俊樹の顔をまともに見られない…もう、バカ俊樹…。


「帰ろうぜ、藍葉のことは気にするな…俺が何とかしてやるからな?」


「…うん、ありがとう」


「しかし…お前の猫の真似事は可愛かったな~また見せてくれよ」


「あっ!?それを見てたの?もっと早く助けてよー!!」


「すまん、すまん…あまりの可愛さに見入ってしまったわ~」


「…俊樹の…バカ」


俊樹と言い合いながら、体育館を後にした…もう恥ずかしかった…。

穴があったら入りたいよ…もう…。

そんな恥ずかしい出来事が終わった後に…。


「なぁ、汐里…俺は、何を見せられてたんだろうな」


「良いじゃない、可愛い美沙希ちゃんの姿を見れたわけだし~♪」


「せっかくの告白シーンを見るチャンスだったのに…とんだ茶番だったな」


「見て見て~♪さっきの美沙希ちゃんのニャンコポーズ、上手く撮れたよ~♪」


「何を撮ってるんだよ、まったく…自分の姿を見ても何も感じないわ」


「そう?最近の美沙希ちゃん可愛いから、スマホのフォルダが潤ってるんだ~満足~♪」


「まぁいいや、もう帰ろうぜ」


「うん!」


学校を出た後、買い物に向かうため商店街に向かったのだけど…、

俊樹が心配だと言って、買い物について来てくれた…昔からこういった優しさに助けられてたなー。

そんなことを考えながら歩いていると…。


「なぁ、皆人…青嶋の家ではどうなんだ?上手くやっているのか?」


「…ううん、私の家族と違って、何かと複雑で…」


簡単に昨晩の出来事を説明をした…青嶋さんの両親がケンカしていることや、

青嶋さんには今日がないことなど…。


「うーん、そうか…お前の両親は優しすぎるもんな…他人の家族は難しいものだな」


「うん…今思えば、私はすごく…家族に恵まれていたんだって、そう思うよ」


「でも…あれだろ?お前は何とかしてやりたいんだろう?」


「え!?…うん、さすがは俊樹だね、何でもお見通しだ」


「だって、家族なのに寂しいから…少しでも話ができたらと思う…」


「さすがは皆人だな、何かあったら俺に相談してくれよ、力になるからな!」


「うん、ありがと…俊樹」


ホント…幼馴染みには頭が上がらないな…私の考えとか分かってしまうのだから…。

今日は嫌な事があったけど…少し気分が晴れたような気がする。


「で、何を買うつもりなんだ?」


「青嶋さんの家族って誰も料理しないんだよね…食材を買っていこうかと」


「あとは、お昼のお弁当を作るつもり」


「そっか…皆人、料理は得意だもんな」


「母さんが忙しい時によく手伝ってたら、いつの間にか得意になってた」


「はは、お前らしいな」


私の両親は共働きで、よく家事の手伝いをしていた…そのおかげで妹は何も出来なくなったんだけど。

でも、家事は嫌いじゃないし、誰かのために出来ることってすごく楽しんだよね~♪

そう言うことがが男らしくない!ってよく言われてたんだけどね…。


「お前の料理はおいしいからな…料理は人を喜ばすことが出来るから、きっと上手くいくぞ」


「頑張れよ、皆人…応援してるからな」


「うん、頑張ってみるよ」


独りで悩んでも仕方がないよね…俊樹の言う通り…何か行動を起こさないとダメだよね!

何だか元気をもらえた、今日から少しずつ私の出来ることをしよう、そう家族らしく…。


「うん、とりあえず欲しいものは買えたかな?」


「そっか、良かったな、じゃあ送っていくよ」


「えー悪いよ…買い物だって付き合ってもらった訳だし…」


「まぁそう言うなよ…最後まで付き合ってやるからさ」


「もう…言い出すと何を言っても聞かないんだから…じゃあ…お願いします」


「おう!任しとけ」


なんだかんだ言いながらも私のことを心配してくれる…そんな優しさが嬉しくて、

つい甘えてしまう…ホント、罪な男だよ俊樹って…何でそれでモテないのか不思議だよ…。

幼馴染みとしても親友としても、すごく良いオトコなんだけどな~。


色々と話をしていると、青嶋さんの家に着いた。


「俊樹、ありがとう~送ってくれて」


「ああ、じゃあ、また明日な!」


そう言うと俊樹は、自分の家へと帰っていった…。

さてと…やることはいっぱいある訳だから、出来る範囲でやっていこう。

グッと握りこぶしをして、家へと入っていった…。


青嶋さんの部屋に入り、部屋着に着替えて、部屋の片づけを行う…。

昨日でゴミは処分したから、散らばっている衣服をまとめて洗濯をすることに…。

洗濯機が止まる前に、リビングの掃除をしよう!昨日と同じでゴミを分別して袋に詰める。


「ふーゴミが多いな~」


今日中に出来ることをしていこう…焦ってやることでもないし、

少しずつ…疲れない程度にやっていこう。

明日のお弁当の下ごしらえもしておきたいしね、それは晩ごはん作る時でも良いかな?


あらかた部屋の片づけを終え、洗濯物を干して、晩ご飯を作って食べる…。

その時に、明日のお弁当の下準備を終わらせておいた。

お風呂に入り、ベットに入る…。


「今日も色々とあって大変だったな…明日こそは元の身体に戻ることを信じて…」


かなり疲れていたのか…いつの間にか私は眠りに落ちていた…。

青嶋さんの両親が夜遅く帰ってきたのも気付かずに…。

明日は平和でありますように…そう願わずにいられなかった…。

仕事が忙しすぎて、少し更新が遅れました。

帰ってきてはすぐ寝るの繰り返しで、小説を描く気がまったく起きませんでした…。

何とか更新できて良かったです。

もう少し早く更新できればいいなーと思いつつ、ゆっくりやっていきます!

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