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エピローグ
その日とあるオンラインゲームが終わろうとしていた
数年前まではプレイヤーが多かったそのゲームは続編の発売により過疎化していった
そんな中最後の時間までオンラインになっている少年がいた
ボクは橋崎 茜 身長155cmの高校生だ
見た目がとても女の子だったり低身長だったり名前だったりしてよく間違われるけどボクはれっきとした男だ
そんなボクは5年前に発売された『RAGE CROSS ONLINE』をこよなく愛していた
そんなこのゲームも数分後サービス終了してしまう
名残惜しくてボクは最後までログインしていた
ボクはメニューからフレンドリストを開いた
「やっぱり誰もオンラインになってないなぁ」
そこには灰色で書かれたフレンド達の名前が並んでいた
「あと1分でこの景色ともおさらばか...なんだか寂しいな」
ボクは掃除したギルドハウスを眺めた
そうすると残りタイマーには15秒と表示されていた
「ありがとうボクの大好きな世界」
サービスが終了すると同時にボクは急激な睡魔に襲われた