第3話:暴力反対…
そして、今俺は何をしているかというとじいちゃんの家へ向かっているのだ。
本当は面倒極まりないから行きたくなかったのだが…。
行かなければ———
————殺られる…。
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——小一時間前
俺は自分の部屋でダラダラと漫画を読んでいた。
今日は土曜日なので何もしないのだ。
この何もせず非生産的な行動をすること…。
ヒャッハー!最高だぜぇー!
だが、大悪魔が我が領域に入ってきやがった…。
「ちょっと零仁。あんた暇だったならひいおばあちゃんちに行ってくんない?取りに行ってほしいものあるんだけど」
母さんがおたまと箸を持ってやってきた。
それを持っているときは大体肉じゃがの日だ。今晩は肉じゃがか。
「母さん。見てわからないのか…。俺が今めちゃくちゃ大変だということを…」
「何馬鹿なこと言ってんの。絶対暇じゃないの。何もやってないんだから」
「バッキャロォォォ!何もしないことを頑張ってやってるんだ!!絶対に行くもんかぁ!!」
ふう。決まったぜ。こうもはっきり言ってしまえば何も言えないだろう…。
「ふ〜ん」
はっ…!な…なんだあのどす黒いオーラ…!?
「あんた…これ以上口答えしたらこのおたまと箸で十六連撃食らわすわよ」
「うぇ!?いや母さん!それいろいろとアウトだよ!?」
「問答無用よ…。スターバースt「わかったよ!行くからやめて!」わかればいいのよ」
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そして今に至るわけだ…。
母さんは暇な時にアニメとかいろいろ見てるらしい。
何故あんなバリバリのバトル系見ちまったんだ!
技が増えちまったぜよ…。
「はぁ。不幸だ…」
あ。ちなみに髪はツンツンの爆発ヘッドじゃなくて普通の髪だからね。
右手でどんな異能も打ち消すとか無理だから。
『ギュー…』
俺の肩に乗っているルージュも同情してくれているようだ…。
「心配してくれてありがとうなぁ。そういう気を使えるところ可愛いなぁ。」
『ギュッ!?……////』
おや?黙ってしまったようだ。どうしたんだろう…。
まあいいさ。
やらなきゃ“殺”られるからな…。
とりあえず母からのミッションをコンプリートしてやる…!
そして家でダラダラするのだ!
————謎に闘志を燃やす零仁であった。
伏せてるから大丈夫だ、問題ない。
あと小説書くの難ッ!
「中二っぽ〜い」とか言われたら泣いちゃいそうだからあったかーい目よろしくお願い。