第九話
最近更新できておらずすみません…
言い訳にすぎませんが、三話同時進行なので忙しいです…
今は一作目を(初めて投稿したシリーズ)進めようと思っているのでこちらの作品はたまに更新します。なるべくブックマークや評価の多い作品から進めようと思っているので、早く続きが読みたいと思った方はブックマークや評価をつけて頂けると嬉しいです。
ふう、ここで魔法を教えるのか…
「あっ、まろさん!…皆さん、先生が来たので静かにしてください」
お、あの子すごいいい子じゃん…あ、教師用の机になんか置いてある…
(えと、「教える魔法」か。よく一日でこれ書いたな。二日かもしれないけど。
でも、ほんとにこの魔法、あるのかな…?そうだななに念話するか!)
『なな?ななー…聞こえる?』
『あ、うん聞こえるよ?どしたの?急に念話なんてして』
『あ、聞きたいことがあって。机に「教える魔法」って書いてあるノートがあって。どうしてこの魔法があるのかわかったのか知りたくて』
『ああ、それはね…僕が教えたんだ』
『そ、そーなんだ。へー…すごいね、ななって。授業するからまた』
『うん、ま──プチッ。』
「えっと…こんにちは。華堂まろです。今日から皆さんには魔法を使ってもらいます。その為に、私が魔法の使い方を教えます」
うん、こんな感じの挨拶でいいよね。まず、魔力の放出か…
「今日はまず、属性の無いただの魔力の出し方を説明します」
えっと…どうやって教えればいいんだろ。教え方は書いてない。
ううむ…どう教えるかな……あ、あそこに何かある?ステッキ…?
「──念魔法、転移」
シュンっ!
あ、これは魔力を出す補助をする道具…魔道具だ。うん、人数分あるみたい。
「念魔法、配布」
って言ってみたはいいものの…成功する?あ、成功しみたいだ。
この表には皆が魔法をきちんと操れたらどれぐらいの魔法が使えるか、どの属性を持っているかが書かれている。もちろん、全ての魔法の詠唱も。
「じゃあまず私が魔法を使うので見ててください──燃え盛る炎よ、珠となり飛んでいきなさい…炎の玉」
「「「「「「「「「「「おおおおー!」」」」」」」」」」」
「水の属性を持つ子は、こうです──流れ落ちる水よ、塊となり飛んでゆけ…水の玉」
「風の属性は…目に見えない風よ、刃となり飛んでいきなさい…風の斬撃」
「土の属性はこう──地面の土よ、集まって埋めなさい…土の塊」
「「「「まろさん、すごーい!」」」」
私の魔法を見たあとに、みんな熱心に、どんどん魔法を試している。
「…あの…マロせんせ…私、闇と光の属性持ってるん、ですけど…」
「そっか…よし、いくよ!光の魔法は攻撃には向かなくて…光よ集まれ、目くらましとなれ…最高の光」
「闇の方は、攻撃も防御も行けるよ──闇よあつまり、衣となれ──ダークシールド…続いて…闇よ集まれ蔦となれ…対象を攻撃せよ、ダークソウル!」
「わあ、そうやるんですね…!ありがとうございます、先生!」
ふふふ、やっぱ、教えるの楽し〜






