打ち明け話
毎日5時間目になるとあまりに眠くなり
ついつい寝てしまう事が増えていった。
次第に友達と遊ぶのも億劫になり毎日の
ストレスに爆発しそうだった。
そんな時に耕平に声を掛けられた。
正直叔父が元のアル中に戻って以来遊ぶのを
避けるように自ら距離を置いていた。
「河野どうしてん?最近元気ないやんけ」
なげやりになっていた気持ちと
もしかしてこの二人ならとの期待もあって
正直に淡々と家の事情を打ち明けた。
耕平は笑顔を崩さず
「俺それぐらいで変わらんで
確かに叔父さんは怖いと思うけど
河野は河野やんまた一緒に遊ぼうや」
僕は一気に救われた気持ちになった。
ストレスの固まりしか無い家庭内だったが
せめて友達と居る時は全て忘れて楽しもうと
心に誓った。
久しぶりに家に友達を家に呼んだ。
二人は居間を通る時だけ静かに通ったが
僕の部屋に入ると次第にそれも忘れ
ゲームをしながらワイワイと話をした。
さかもは
「やっぱり河野はおもろいなー」
と笑ってくれた。
それからも二人は変わらず毎日どこか集まって
僕の中学校生活をまさしく救ってくれた。
叔父から受ける卑劣な攻撃の中
僕の心のバランスはなんとか保たれていた。
もう少しで卒業だった。




