冷戦
その日以来
叔父とは一切の会話が無くなった。
叔父も開き直ったかのように
堂々とワンカップをテーブルに置き
引っ越して以来みんなの場所になっていた
居間を誰も近寄らせなくした。
僕の食事は学校での学食とコンビニ
それか母が店を閉めた後に店の残り物を
食べるようになった。
叔父は再び酒浸りになり
今までは保っていた常識も欠如したのか
いろんな物を炊飯器にほり込んでは
炊き上がった得たいの知らないご飯を
夜中に手掴みで食べていた。
その光景はとても異様に映った。
だが昔のように
僕に殴りかかる事は無くなっていた。
初めて歯向かった僕に驚いたのか
それとも体格が追いついてきた僕に
脅威を感じたのか…
しかし暴力よりももっと
陰湿な嫌がらせが始まった。
叔父は毎晩夜中の2時頃になると
居間から僕の隣りの部屋に
睡眠を取りに上がってくる。
そこで毎晩決まって階段を登りながら
「くそガキ!出てこいこら!ぶち殺すぞ!」
と怒鳴って僕の部屋の扉を思い切り叩いた。
そしてやがて寝床に就くと壁越しに
「こらーガキ!
てめー絶対殺してやるからなぁ…」
と毎晩似たような暴言を
自分が寝るまで僕に向かって言い続けた。
僕は睡眠不足からイライラするようになり
初めて叔父に対しての殺意を覚えた。




