表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/98

1-2

ぶっちゃけこの世界のギルドのシステムのイメージはモン〇ンです。


※20/1/20 誤字脱字修正

 トントン、トントン、トントントン。

 今度は俺が自身の米神を叩く。叩いて、気持ちを落ち着かせ、考えをまとめる。


「……何故?」


 でも結局分からなくて、疑問の言葉を口にする。

 申し出はありがたい。

 すごくありがたい。

 ありがたいが、出会ったばかりの見ず知らずの他人にわざわざ協力をしようとする、その姿勢が俺には理解できなかったからだ。


「無計画な君を心配したから、かな」


 呆れる様に、そう彼女は言った。


「その様子では最寄りの都市にすら着けない。それじゃあ妹を探す以前の問題だよ」


 それは薄々俺も気が付いていた事だ。

 一佳を探すという目的を掲げるのは良いが、今の俺には足りないものがある。

 情報。

 現代に置いても同じことが言えるが、情報は高い価値を持つ。今の俺にとっては何でもない基本的な情報すら死活問題につながるのだ。


「それに、事情を知った相手が野垂れ死なれるのは気分が悪い」


 率直な言葉である。率直過ぎて逆に好感を覚える程だ。


「納得できないのであれば、いきなり組み伏せてしまった詫びと捉えてくれ」


 おそらくこれ以上疑問を抱いても、彼女の考えは変わらないだろう。

 そもそも俺自身、一人で目標を達成するのはかなり厳しいと言わざるを得ない。彼女の提案を受け入れた方がよっぽど効率的なのは明白だ。


「疑問は以上か? なら、行こう。なに、もしも嫌なら最寄りの街まで案内したところで解消すればいい」


 パンパン、と。座り込んだ事で着いた汚れを叩き落として立ち上がる。そして最初に受けた印象通りの、勝気な笑みを浮かべた。


「……ああ、そう言えば自己紹介をしていなかったな」




「私の名前はアリア。フェルム王国の元歩兵隊部隊長だ。よろしく頼むぞ、キョウヘイ」











■ 妹が大切で何が悪い ■











 フェルム王国とはこの世界に点在する国の一つであると言う。

 国としての規模は大きいが、半分以上が禁足地とされている。7つある大国の一つとして特に精霊魔法の研究に秀でており、著名な精霊使いの殆どはフェルム王国出身であるとの事。だが精霊の大半は禁足地に住まう為、その研究として多くの者が命を落とす国でもあるらしい。

 禁足地が多いのは元々魔物が蔓延っていた土地柄だからであり、現在でもこの森を含めて5つの禁足地は、全く調査が進んでいないらしい。


「私が部隊長として指揮を任された時も、禁足地への立ち入り許可は一度として降りなかった。辞めた今だからこそ、自己責任で入れるようになったくらいさ」

 

 聞けばアリアはまだ17歳であると言う。若い身ではあるが、部隊長として歩兵部隊の指揮を任せられる程の実力者であったらしい。

 だがその地位を捨ててまでして探さなければならないものが出来た。……彼女が歩兵部隊を辞めたのは、ついひと月ほど前の事らしい。


「先ほどは反射的に組み伏せてしまったが……実は私も不法侵入者ってわけ」


 王国の守護兵として部隊を指揮する立場では、そうそう勝手な行動は許されない。出入りを禁止されている禁足地へ踏み入るなど言語道断だったはずだ。

 だからアリアは辞めた。……そして不法侵入した禁足地で素人同然の俺を見つけたのだ。


「最初に見た時は驚いたぞ。よくこの地で生き残っていたと感心したくらいだ」


 人を指揮する立場に立てば、自然と人を見る力も備わる。

 アリアの眼からすれば、俺は腹をすかした飛竜の群れの中を歩く豚も同然だったらしい。それこそ自身が同じ不法侵入者であると言う事実を忘れる位には衝撃的だったのだろう。


「まぁ出会えたのはフェルム様のご加護のおかげだな」


 フェルム様。フェルム王国の建国者にて、精霊使いの始祖。精霊使いを志す者にとっては神様と同じ存在であるらしい。最も多くの精霊と契約を結び、この地に繁栄の礎を築いた偉大な人物。この国に住まうものならば、精霊使いでなくとも崇め奉る存在。

 言ってしまえば日本における天照大神とか日本武尊と同じ扱いなのだろう。詳しい事は分からないけど。


「君の妹――イチカ、と言ったな。彼女の情報を欲するのなら、冒険者ギルドのある都市まで行くのが一番だよ」

「ギルド? すまないが説明を頼む、常識に疎いんだ」

「冒険者が己の情報を登録する組合さ。登録する事で冒険者として入手した宝物や素材と言ったのを売ることが出来る。他にも依頼を受けたり、逆に出すことも可能だ」

「……登録をしないといつまでたっても放浪者でしかいない、と言う訳か」


 要は身分証明である。この世界ではギルドに登録をする事で身分証明を入手できるらしい。もしかしたら戸籍としての意味合いの方が強いかもしれない。

 何にせよ。自分を証明する手立てを持たない俺としては、登録は必須と言える。


「それに妹さんの情報を入手する確率も上がる。何にせよ登録しておいて損は無い」

「なるほど。ところで、ギルドに登録できる都市はどこに?」

「幾つかあるが……一番近いのはカルベと言う街だな。任せろ、そこへ道案内するつもりだ」


 アリアはそう言うと、懐から宝石を一つ取り出した。ピンク色で、透き通るような透明度を誇る宝石だった。


「カルベまでは歩いて半日かかるが、飛行石で飛べば問題ない。森さえ出れば一飛びさ」

「飛行石?」

「……どうやら分からないようだな」

「……すまない、説明を頼む」

「そうだな……要は一度行った場所へ行けるマジックアイテムだ」

「便利だな」

「その分幾つか制約はあるがな。……さて、そろそろ出られる筈だが……ああ、あったあった」


 アリアが指さした方向を見ると、確かに森の終わりが見えた。此処に至るまで目立った襲撃も無く、始まりを考えれば穏やかな脱出と言える。


「一応魔物除けの聖水を使用していたからな」


 それとなく疑問点を訊くと、アリアはそう言って空の小瓶を懐から出した。どうやらこれを身体にかけると魔物が寄ってこなくなるらしい。……まるで虫よけスプレーである。


「幾ら禁足地の魔物と言えど、危険なのは奥地に住まう輩だ。入り口付近なら聖水を撒く程度で不必要な戦闘は避けられる」


 便利なアイテムである。低レベルの魔物にしか効かないようだが、今の俺には魅力的な代物だ。アレがあれば骸骨共の襲撃も避けられたかもしれない。

 ……そう言えば。先ほどの骸骨共の襲撃時に俺はレベルが上がったのだろうか。あれだけ倒したのだから2~3くらいは上がって欲しいところだが、上がった実感は無い。多分ステータス画面を見なければ分からないのだろう。

 まぁいいさ。それを確認するのは、安全が確保されてからでも遅くは無い。


「ふぅ、脱出完了、と。……じゃあカルベに行こう。私の肩に掴まって、眼を閉じてくれ」


 そう言ってアリアは右手で飛行石を握り、祈る様に額につけた。

 とりあえずアリアの言う通りにする。半信半疑ではあるが何せここはゲームの世界だ。そんな不思議アイテムがあってもおかしくはない。

 カルベへ。そう呟く声が聞こえた。すると一瞬風が下から吹き上げて顔を撫でた。清涼感を感じる風だった。




「もういいぞ。さ、目を開けて」




 時間にすればわずか一秒程度。

 言われたとおりに眼を開け、


「すげぇ……」


 思わず感嘆の言葉が零れた。

 石畳の通り。石造りの建物。石造と噴水。整備された花壇。街の中心に聳えているのは教会だろうか。そして人の活気。

 思い浮かべたのはドイツ。昔行った街と、目の前の街並みは酷似していた。

 本当に一瞬の内に俺たちは移動したらしい。


「驚いたか、ここがカルベだ」


 得意そうにアリアが言ったが、あまり耳には入ってこなかった。それくらいに衝撃的だったのだ。

 俺は思わずアリアの右手を、飛行石を握っている手を握りしめた。


「え、な、なに!?」

「すまない、それは人の下へ飛べるのか!?」


 画期的なアイテムだ。思い描いたところに飛べるのならば、それはいくらでも金を出す価値のある代物である。

 一瞬驚いた様子をアリアは見せたが、すぐに合点が言ったように頷き、そして首を横に振った。


「そう言う事か……すまないが、これは街や建物みたいな、非生命体の下にしか行けない」

「……非生命体の下?」

「ああ。……妹の事を考えたのだろう? 残念ながら人の下には行けない、そう言う代物なんだ」


 そう言ってアリアは飛行石を俺の前に翳した。


「コイツはな、街の魔力を充填する事で一度だけその街に戻ることが出来るんだ。一度使ったら溜め直さなければならないし、溜められる魔力は自然発生するものだけなんだ」

「人の魔力は記憶できない……だから人の下へは飛べない、てことか」

「その通りだ」


 ……やはりそうは上手くいかないということか。俺は思わず天を仰いだ。早とちりしすぎた自分を戒める為だった。

 冷静さを欠いては上手くいかない。どんな時も一歩引いた立場で考える。点ではなく、線でもなく、面として俯瞰的に物事を見る。

 それは今までのあらゆる場面で何度も教わってきたことだ。


「……すまない、冷静さを欠いていた」


 だから。強く息を吐き出して心を落ち着かせる。俺は自分が思っている以上に平静ではいられていない。こんなにも感情的になるのは久しぶりだった。

 妹がいるかもしれない(・・・・・・)

 ただのそれだけで冷静さを欠くほどに、今の俺は不安定だ。


「……余程妹が大切なのだな」

「……ああ」

「ならやはりギルドに登録するのが一番だ。その方が妹の情報を得られる可能性も上がる」


 こっちだ。そう言ってアリアは先導するように先を歩く。……何から何まで世話になりっぱなしだ。


「ありがとう、アリア」

「気にするな。私が好きでやっている事さ」


 そう言って。彼女は笑った。

 あの勝気な笑みだった。











「ここだ」


 アリアに先導される形で向かったのは、街の中心部からやや西の方向。

 少しだけ人気が薄れたところに、その建物はあった。

 ギルド。

 冒険者たちがその身分を登録する組合。


「……まるで役所だな」


 夢もへったくれも無い言葉が、俺の抱いた、そして思わず零れた感想だった。

 造りが道中で見てきた他の建物とは一線を画していた。無駄を省いた、それでいて緻密な造り。街の造りが中世ヨーロッパ風ならば、ここだけ近代から現代にかけての建築技術で建造されている。明らかに街の景観にはあっていない。

 役所。

 多分俺でなくとも現実から来た人間ならそう思い浮かべるに違いない。


「どうした?」

「……いや、何でもない」


 小走りにアリアの後を追い、建物の中に入る。

 外観の大きさに比例し、中は広々とした空間で出来ていた。受付は奥。入った両サイドに掲示板が設置されている。


「掲示板にクエストが張り出される。でもここらに張り出されているのは高くてもDランク程度。カルベだとより高いランクは2階以上で受注できるシステムになってる」

「Dランクってのはどんな内容なんだ?」

「小型の魔物の討伐や、低ランク素材の納品が殆どかな。要は命の危険性が低いクエストってこと」


 初心者はEランクからスタートだけど。そう言ってアリアは一枚の紙を掲示板から取ってきた。


「例えばこれは薬草系納品のクエスト。右上にEって書いてあるだろう。これがランクの証明。で、中央部分にクエストの詳細内容。受注するのに必要なの金額はその下で、横に書いてあるのが達成報酬。クエスト完了までのリミットは一番下のここ」


 なるほど、分かりやすい。アリアの取ってきた紙には、絵付きで納品してほしい代物が書いてあった。

 虫下しの薬草の納品依頼。完了までのリミットは受注から1週間。


「一定数クエストをクリアすると、ランクが上がって高レベルのクエストも受注できるようになる。或いは推薦によっては一気に上げる事も可能だ」

「推薦?」

「ああ。私はBランクからスタートしている。これは直属の上司が推薦をしてくれたからだな」


 王国の元部隊長。確かにそれは立派なステータスである。

 そう考えると中々合理的なシステムだ。成果を出していれば優遇される。逆に成果が出せなければ今のまま。自分の実力相応の評価が与えられるのだ。


「依頼を出すのはギルドに登録してなくとも可能だが、キョウヘイの場合は登録した方が良い。無名の者の依頼は基本的に弾かれやすいからな」

「冒険者としてランクを上げないと、依頼しても誰も見てくれないって事か」

「そういうことさ」


 それは道理だ。単純な心理として、同じような依頼ならステータスがある方を選ぼうとするのは当然である。


「説明はこんなところかな。何か質問はあるか?」

「……クエストは紙を持って受付に行けばいいのか?」

「そうだ。完了して報酬を受け取る際も受付に行けばいい」

「ランクを上げるのに目安となるクエスト数はどれくらいなんだ?」

「大凡10だな。けど内容にもよる。この薬草取りを繰り返したくらいじゃランクは上がらないし、逆に現在のレベルと次のレベルの境目くらいに位置する魔物を討伐するクエストなら早く上がる。A以上になるとそうもいかないけどな」

「A以上は違うのか?」

「A以上は測定不能って事でひとまとめにしているからな」


 例えば禁足地での研究とか、希少な素材の納品とか、強大な魔物の討伐とか。

 そういう成功例が無い、或いは極めて少ない類は詳細なランクを設定できないらしい。だからAランク以上と言う形でひとまとめに分類している。

 なら、


「仮に俺がAランク相当の希少な素材を入手した場合は、一気にランクが上がるのか?」

「その入手経路が正当だと認められた場合はね。盗品とかは勿論ダメだけど、ちゃんと証明が出来ればらランクが上がる事もある」


 前例はあるらしい。柔軟な対応をしてくれるのは良心設計である。……無論、その為にはそれに足る実力が無ければならないが。


「他に質問はあるか?」

「今のところは大丈夫かな」

「そうか。なら早めに登録してきた方が良い。登録自体は2,000Gあれば可能だ」


 2,000G。相場が分からないから高いか低いかは分からないが、アリアの口ぶりからすると然程高いわけでは無いのだろう。

 俺は財布を出そうとポケットに手を入れ――――


「……アリア」

「どうした?」

「……すまない。金が無い」











「すまん。必ず返す」

「構わんさ。……だが、その様子だと準備自体も時間が掛かりそうだな」


 登録自体は恙無く終わった。アリアが貸してくれたお金を支払い、必要事項を記入して、それで終わり。これで俺は一応この世界の住人である証明書を手に入れた。

 だが今。俺には別の問題が発生している。

 金。

 情報の次に必要な、生きていくための必需品。

 今の俺は無一文。情報を買うのは勿論、その日の宿も、あるいは一食すらも手に入らない。


「何か日雇いの仕事みたいなのはあるか?」

「あると言えばあるが、即日の採用は聞いたことがないな」


 それはそのとおりだろう。現代日本だってその日の内に面接して、仕事をして、金を渡してくれるなんて

のは聞いた事が無い。


「先ほどギルドに登録したから、魔物やモンスターの素材を売ることが出来る。何か持っていないのか」

「……鱗くらいしかないな」


 あの城で。皆の死体のそばに落ちていた掌くらいの大きな鱗。それが一枚。

 おそらくはあのドラゴンの落とし物である。


「鱗? 見せてもらってもいいか?」

「ああ」


 取り出してアリアに渡す。改めて見ても、随分と大きく、そして頑丈な代物である。

 アリアは驚いたように目を見開いた。


「これをどこで?」

「あの禁足地の城でだ」

「そうか……」


 考え込むように。アリアは眉間を抑えた。

 もしかしたら取ってはいけないものなのだろうか。今までのアリアらしからぬ不穏な態度に、俺は嫌な予感を覚える


「それは、マズい物なのか?」

「……まぁ、そうだな。いや、物自体は超が付く高級品だ。おそらくは飛竜種の鱗だろう。売ればかなりの値段になるし、或いは加工する事で高価な武具となる」

「なら、何がマズいんだ?」

「入手した場所さ。あの古城で入手したのだろう? それはつまり、そこまで飛竜種がテリトリーを広げているという事になる」


 何となくアリアが言わんとしている事を把握する。


「本来の生息地から出て来ている、という事か」

「そうだ。私も飛竜種の討伐は軍人の時に行ったことがあるが、それでもここまでの大型は無い。そしてこれほどの大型のタイプは、大抵が人の手が届かないような禁足地の奥で生活しているんだ」


 禁足地とは言え、古城は入り口の近くに位置する。その付近に出てくることは無いと言っていいらしい。なのに出てくる場合は、何かしらの問題が生じた時に限る。

 例えば、住処を失った。例えば、天敵が現れた。

 理由は不明だが、何にせよこのまま放置すれば人里に来る可能性も出てくる。


「近いうちに飛竜種の討伐クエストが出るかもな」


 ああ、厄介だ。アリアは右手で頭を掻いてそう零した。元軍人という事もあり、彼女はきっと冒険者としてではなく、民を守る者としてこの事態を受け止めているのだろう。




 尚。

 鱗の正式名称はバレットドラゴンの鱗。

 鱗を銃弾のように飛ばして攻撃することもある飛竜種で、性格は獰猛。

 その攻撃方法故に鱗自体は珍しいものではないが、それでも値段は一枚50,000G。

 その日の宿代、及び食事は余裕で賄えるほどだった。


おまけ


アリアのプロフィール

名前:アリア・フォアラント

年齢:17

種族:人間

性別:女

出身:フェルム王国

趣味:トレーニング

苦手なもの:休日

目的:?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ