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頂きの華は枯れてはならない~start

 私の話を聞いてくれるか、我が妃よ。そなたを妃に出来た私は幸せ者だ。私とそなたの出逢いは社交の場だったな。美しいそなたに見惚れたのだ。ん?そなたが私に?それは良かった。そなたに想われ、そなたを想ったからこそ、我らには勿体無い程の子が産まれた。我が国の王太子。誇れる王太子だ。分かるだろうか、そなたとの間に子を授かった私の心の内が。分からぬか・・・いや、それは仕方の無い事だ。私にはそなたの心の内は分からぬ。だから、分かり合おうと思うのだ。

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