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真実の美、醜悪の華~生きる
私と共に歩む女性は彼女でなくては・・・あの令嬢のような女性では耐えられる訳が無い。王妃というのは簡単になれる物では無いのです。重圧に耐えられるだけの教養、自信、気力、並大抵の精神では無理でしょう。貴方が彼女と出逢った時に教えてくれた事です。彼女を自分の妃に望むのならば、それを彼女に強要するのだと・・・彼女はそれを受け入れると誓ってくれました。ですから、私はそれに応えなければ。誓いに値する王にならなければなりません。令嬢を踏み台にして私は前に進みましょう。それが生きるという事です。
王太子の部、完結となります。