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悪の華になる筈だった彼女を綴る  作者: 如月瑠宮
王太子の部(完)
10/38

真実の美、醜悪の華~恋する

 私は産まれた瞬間から多くの使命が圧し掛かっていました。それでも、それらに立ち向かうのが当たり前だと思っています。それが王子として、王太子になり国王となるかもしれない私の中で常識だったのです。そう教育して下さった貴方には感謝しています。そう思えなければ辛かったでしょう。王族に産まれると言う重圧、王族として生きると言う責任。それらに立ち向かう力となってくれました。そして、私は責務を共に背負ってくれる人を見付ける事が出来ました。

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