重低音の貴公子
とてもとても素晴らしい私の友人を紹介します
私の先輩Kさんはマイペースな方です。
容姿端麗で実家はとてもお金持ちというハイスペックな逸材です。
エレキベースをこよなく愛しており演奏技術は相当なものです。
ある日、Kさんが自宅のアパート(5階)で大好きなラ〇クアンシェルのベースを弾いていました。
Kさんはベースを愛しているのでついつい大きな音で演奏してしまったんでしょう。
度々、隣や下の住人さんに壁を叩かれたようです。
私はKさんに聞いてみました。
「家じゃあなかなか弾き辛いんじゃないですか?」
「えっ何で?」
「いえ、アパートの住人さん達から五月蠅いって言われてるんですよね?」
「あれは俺が下手だからだよ、もっと上手くなるために沢山練習してるよ」
「……」
マイペースな方なんです、本当に。
僕は何も言えなかったのですがKさんがアパートから追い出されない事を祈りました。
ちなみにヘッドフォンをつけて練習するという選択肢はなかったようです。
ただお茶目な一面もあるんです。
Kさんに初めて彼女が出来た時の事です。
お相手は中国からの留学生で綺麗な方でした。
私達は下賤ながらもKさんの初体験は外国人かと盛り上がっていたらKさんがやってきました
私達は爆笑しました
なんら変哲もないGパンとTシャツ姿だったんですがTシャツに英語で
「グローバル」
確かに。
ちなみに彼女には下手くそと言われてフラれたそうです。
何が下手だったかは皆さんの想像にお任せします。
またKさんがスポーツカーに夢中になった時がありました。
あの低音に魅かれたのかもしれません。
ちょうど車をお持ちではなかったKさんは新車でドアが2つのハイブリッドとは正反対のカッコいい車を買ってもらいました。
けれどしばらくしてその車を売ってしまいました。
そしてそのお金で新車の1つ前の型の車を中古で購入されました。
「何で新車を売って前の型を買ったんですか?」
「だってこっちの方がかっこいいから」
「……そうですか」
「あっでもエンジンは新しい方と積み替えたから♪」
目が輝いてました。
最短距離だけが人生ではない事を学びました。
私に様々な衝撃(笑撃?)を与え続けてくれるKさんはこんな方です。




