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【プロットタイプ】綱渡り

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

山も無ければ谷もない。

ちょー平坦な日常回です。

鏡花が帰って来た。何時もは帰って来るなり、身支度を済ませ、慌ただしく部屋中を駆け回りながら、用事を済ませに掛かるのだが、今日は其れをしない。何も言わずにリビングまで移動すると、俺をソファに追いやって、そのまま覆い被さった。しがみついて、顔を擦り付ける。

休日の間、ふらふらと出歩いた疲れが出たのか、先日は床の上で胎児の様に丸まる事を繰り返していた。微かな寝息を立て、日課とうたた寝を繰りし、俺が起こしてもまた眠りに就こうとしていた。

アウトドア派ではあるが、あまり体力がある方ではないと思う。定期的に座り込める場所を必要とするし、連日歩き続けるとすぐにでもバテてしまう。恐らく、疲労が抜け切れていないのだろう。

「鏡花」

返事がない。

「鏡花」

今日お前の当番だろ。今から始めないと、お前の予定通りに行かないが。

「鏡花」

変わって欲しいなら早く言え。

そんな思いを名を呼ぶ度に込める。しかしすぐに返事は無く、三度目の呼び掛けの後に、漸く身動ぎをした。俺と目が合う。眠そうな半眼は午後には居ない友人を思い起こさせた。恐らく、またうたた寝を繰り返していたのだろう。

「今、何時?」

「十九時七分」

僅かに眉間に皺が寄る。そうすること数秒。足元にあった仕事用鞄を片手にのそのそと動き出した。どうやら半寝の状態のまま家事に取り掛かるつもりらしい。


「目が覚めたか?」

作り置きの解凍を済ませ、テーブルの上に並べ終えた後、半眼だった眼が大分持ち上がっていた。しかし会話をする気力は無いようで、黙々と料理を口に入れていく。

騒がしくない鏡花は珍しい。此処ぞとばかりに観察していると、趣に口を開いた。

「まだ鬼の様に眠ぃ」

目は開いているが、意識はまだ完全に覚醒していないらしい。

「火とか出てないよね?」

「あぁ」

拙くなりそうなら、さり気なく止めていたからな。

「ならいいや」

どうやらそれが全ての始まりだったらしい。瞼が完全に持ち上がる。唇に血が巡る。そうして俺の事を捉えると、会話を進めた。

「今日の事、全然覚えてないや〜!! 仕事は頑張ってたんだけど、何も覚えてない!!」

そうか。けれどもまぁ、ギリギリのラインで綱渡りの様にこなしたのだろう。

山も谷もねぇ〜。そんな こんなもん 小説。


タイトルの 『綱渡り』 は半寝で一歩間違えたら大惨事。

でも体が覚えているから、機械的に何とかなってる。

ガチでヤバイ時は瑠衣がフォロー。

という作風とは皮肉なタイトル。


起きることに精一杯で、色々と雑。

強火で味噌汁作るし、電子レンジの中身を回収せずに、また入れるし。

そこは瑠衣が見てます。火事にはさせません。


ねんむいね。

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